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アラーム・フォー・コブラ11 シーズン9 邦版第4話 危機一髪
レンタル版:ワイルドランナーXX
第9シーズン 第124話 Hochspannung(直訳:緊迫)
トムは、事故の犠牲者から亡くなる直前耳打ちされる。同乗者ヘラーは逃走し出来事を目撃していた。そしてこの一部始終をボスのヴィクトル・ロートへ報告。ヘラーと手下は、休暇中のトムとゼミルを湖畔の釣りポイントで追い詰める。ゼミルは逃げ切ったが、トムは捕らえられた。男共は、事故死した男が何をしゃべったか白状するよう、トムに強要する。同じ頃ゼミルは、事故死したシュトラートマンがエネルギー供給局で働いており、全電力網に責任を持つ立場だった事をつかむ。そしてやっと不可解な情報を解明するも残念ながら遅かった。窃盗団は既に電力供給を遮断し、数百万の金を銀行から盗んだ。ゼミルは犯行現場で組織のジープを発見。車中でトムの監禁場所を知り、彼を解放した。いよいよコブラ11が犯人追跡に出動する。
(www.episodeworld.comを参考しにました)2008.12.20掲載、2009.9.23一部修正
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●クリストフ・グルネルト(組織のボス、ヴィクトル・ロート)、シュテファン・ゲーベルホフ(ヘラー)、クリストス・ツェス、マークス・ヴィック(シュトラートマン)
Eindruck 印象
「ジープ」と訳したところは、原文で「Jeep」と書いてあります。これまでの例からすると、日本で言うところのRV全般をJeepと表現してあることがあり、番組を見て見ないと正確には分かりません。2008.12.20
ドイツ語版
未視聴
日本語版(FOXMOVIESで2009.8.18放送分を見た印象)
ドイツ本国でなかなか再放送されず、ドイツ版DVDも待ち遠しくて、見る手段がないなとあきらめていたら、FOXMOVIESで日本語字幕付きで放送して頂きました。関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
パスファインダーパスファインダー
組織の連中が乗っている黒い車をネット検索したところWiki※(日本語)、日産自動車の海外向け4輪駆動車「パスファインダー (PATHFINDER)」の初代WD22型らしい。ネットにある画像と右のTV画面と比べると似ているようだけど、いかがでしょう。車には詳しくないので間違っていたら是非メール下さい。
シナリオは、予想が的中しRV全般を指してジープと書いてあるようです。ゼミルも「黒のジープ」と言っています。シナリオは「ジープ」のままにしておきます。
トムの危機
なので、ボンラートとヘルツベルガーのドタバタ劇を挟む余地はないですね。下に書いていますが、12才未満御法度の回なので、「大人のアウトバーンコップ」。通常番組として平均的なレベルだと思います。
入れ墨 Tätowierungタトゥー・シール
湖へ出掛けるトムが腕に「コブラ」のタトゥー・シール。おまけにトムがゼミルの腕にもハートマークのタトゥー・シールをペタ。私も「2005/2006日本におけるドイツ年」のイベントか何かで、EUの国々のタトゥー・シールをもらいました(右写真)。
入れ墨に対してネガティブな印象がある日本と違って、欧米人は、ファッションであり芸術と捉えているようです。「ドイツ映画」のページでご紹介している「Tattoo(タトゥー)」は、それを逆手にとって異常な事件に仕立てています。第13シーズンのベンも、本物かシールかわかりませんが、腕に入れ墨が。刑事が入れ墨なんて、日本では考えられないですよね。
一方、ユダヤ人が強制収容所で識別番号を腕に彫られていました。TVドラマ「Mogadischu」で、ユダヤ人がパレスチナ・ゲリラから身元をさとられないよう、腕の識別番号を隠すシーンがあって、今更ながら歴史の暗部に身の毛がよだつ思いです。
ドイツの映倫
冒頭に書きましたが、なぜ今回がドイツ本国では12才未満御法度なのか。ドイツ版DVDには「FSK ab 12 freigegeben」と書いてあります。そこでさっそくFSKについて調べてみました。
「Freiwillige Selbstkontrolle der Filmwirtschaft」 直訳だと、「映画産業における自主規制」でしょうか。ドイツにおける映倫(映画倫理委員会)ですね。Wiki※(独語)によれば、レイティングは、
ab 0(白ラベル) 年齢制限なし
ab 6(黄色ラベル) 6才以上OK
ab 12(緑ラベル) 12才以上OK
ab 16(青ラベル) 16才以上OK
ab 18(赤ラベル) 未成年禁止
となっています。ドイツ版DVDには、「ab 12(緑ラベル) 12才以上OK」が書かれているため、どのシーンが問題なのか検証してみましょう。わいせつなシーンは残念ながらありません(笑い)。アクション・シーンはいつもどおり。冒頭のクラッシュ。湖畔での銃撃戦。トムが組織から追いかけられるカーチェイス。クライマックスは飛行場で大爆発など、問題だとは思えません。消去法でいくと、残りはトムが組織から脅迫されるシーン。これが暴力的と認定されたのでしょうか。
154話「復讐の銃弾」で、クリスが椅子に縛り付けられ拷問を受けたと想像されるシーンがありました。映像はクリスだけで、実際に拷問を受けるシーンはありません。第154話と比較すると、今回は直接的で非人道的シーンだと言えます。これが私の判断ですがいかがでしょう。
ドイツ本国で再放送もDVDもリリースされない一方、日本でリリースされた回がもう一つあります。第36話「誘惑の森」です。改めて見てみると近親相姦が背景にあり、捜査の対象となった犯罪も異常。この点が青少年によくないと判断されたのでしょう。
上に「わいせつなシーン」と書きましたが、一般的にこの番組は、夜の8時台の番組とは思えないほどおおらか。子供と一緒に見るのが恥ずかしいようなシーンを多くの回で見ることができます。この点ドイツ版映倫は、基準が緩いようです。ただ、最近は制作者側の「自主規制」が働いているのか、オジサンがワクワクするようなシーンは少ないですね。アクション刑事番組に期待することではないですけどね。
まとめると、暴力的シーンや幼児への虐待がテーマになった回が問題とされる一方、わいせつに対しては寛容だと言えます。こうなると、私にとってまだ見ていない最後の1本、ドイツ本国で12才未満御法度かつ日本でもリリースされていない第15話「クラシュ」が御法度の理由を知りたいですね。
今日は堅苦しい話になってしまったにもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました。2009.9.23
Nachtrag 追記
パスファインダー
丹念に番組を見たものの、組織が使っている黒のRVには、手掛かりとなるような車名、メーカー名が無かったので探すのに苦労しました。上で紹介したWikiに掲載されている車の拡大写真Wiki※(日本語)には、フロントグリルに「NISSAN」の文字。番組では意図的に車名を伏せているみたい。第164話ではゼミルがわざわざ「黒のイスズのジープ」と言っているのと比べると大違い。スポンサーとまではいかなくても、メーカーから何らかの支援があるのでは、と思うのは勘ぐり過ぎですかね。
そう言えば、隊長をはじめ隊員らは、時々トヨタ車に乗ります。ハルトムートの「ルーシー」スープラも鮮烈な印象。日産はほとんど見ないですよね。
もしかしてよく車名が連呼されるジャガーは「壊してもよい」条件で、提供を受けてるんですかね。う~ん、謎は深まるばかり。
今回のクライマック、飛行場でのシーンで、黄色のボルボが登場。北欧車が出るとは珍しい。
Tattoo(タトゥー)
この記事を書くに当たり改めて見ました。ベテランと新米の刑事コンビが最初反発しながらも、段々とお互いを認め合い(あれ? どこかで聞いたようなフレーズ[笑い])、タトゥーをはぎ取られて殺される連続殺人事件を追うサスペンス映画。爆発もちょっとだけあり、追い掛けもちょとだけあり、ロマンスもちょっとだけあり、18禁もちょっとだけあり、演出を少々変えればアウトバーンコップでもいけそう。それよりも、見慣れた役者さんやアウトバーンコップにゲスト出演した役者さんが次々に出るので驚き。やっとドイツの役者さんが識別できるようになってきたかな。極め付きは、モニカ・ブライブトロイ。彼女は、今や大スターとなったモーリッツ・ブライブトロイの母親。
ドイツの映倫
「FSK ab 12 freigegeben」で検索していたら、いつもお世話になっているありちゅんのサイト※がヒット。FSKについては、ありちゅんのサイトが詳しいのでそちらをご覧下さい。2009.9.24
ansehen 見る
RTLnowで見る ドイツ版DVD Folge127 日本版DVD
 
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介