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アウトバーンコップ
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セル版:アラーム・フォー・コブラ11 シーズン12 第10話 最後の潜入捜査
レンタル版:ブラックレイド Cobra11 Season2-5 第2話 最後の潜入捜査
第12シーズン 第172話 Unter Feinden(直訳:敵の支配下で)
麻薬事件に出くわしたコブラ11は、潜入捜査に足を突っ込んでしまう。クリスの最後の仕事になろうとは・・・。濃密な1本。
Episodebeschreibung シナリオ
パーキングエリアで、クリスとゼミルは、派手な小型配送車に職務質問している。それを、州刑事局が密かに監視。小型配送車の運転手が突然銃を取り出すと、州刑事局もわざとらしく介入する。状況は一変して悪化。銃撃戦となり、犯人は、配送車でパーキングエリアから逃げ出した。高速道路ですさまじいカーチェイスが繰り広げられ、犯人は州刑事局の追跡を阻む。クリスとゼミルが配送車をようやく止めると、犯人の一人が逃げた。配送車に残された共犯者は死亡。署で、隊長、ゼミルらと州刑事局指揮官ノイマンは口論になった。ノイマンは2年来、ザンダー・カルヴスという名のオランダ人麻薬密売人を追っていたが、高速警察隊にはそのことを知らせていなかったのだ。クリスとゼミルはハルトムートの助けを借りて独自に調査し、怪しげなトンネル会社の住所を突きとめた。二人はその会社を訪ねる。クリスは、出会った美人秘書を見て、幸運に驚く。秘書はターニャ・ブラントという秘密捜査官で、かつてクリスの同僚だった。そして今は州刑事局指揮官ノイマンにつかえ、ザンダー・カルヴスを捜査している。ターニャとクリスの再会は運命なのか。二人はかつて一時期男女の関係にあった。再会を突然カルヴスの手下イェーガーとフレンツェンが邪魔する。彼らはすでに長いこと、ターニャがスパイではないかと疑っていたが、警察とのやり取りを見て、確信をもった。危険を察知したクリスとゼミルは、その場をつくろう。自分たちは悪に身を染めた警察官で、警察の押収品保管倉庫から持ち出した麻薬をカルヴスに売りたい。それはとても危険な賭だ。カルヴスは雑魚ではなく、とても危険な人物だ。
(www.episodeworld.comを参考しにました)2008.4.23
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●フーブ・シュタッペル(ザンダー・カルヴス)、スーザン・アンベー(ターニャ・ブラント)、ペーア・イェーガー(ノイマン)、ディルク・ボルチァード
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 2008.4.29
ネットで見ると45分間ノンストップ。最初から最後まで息をもつかせぬ緊張感が続きます。ドイツでテレビ放送で見ると(もし番組の放送スタイルが今も変わっていなければ)クライマックスの前にまとめてド~ンとコマーシャルが入って息抜き出来るのですが(笑い)。冒頭、隊長は凄い迫力。こんなに激しい口調は久しぶり。州刑事局指揮官ノイマンが、隊長の部屋から出ていくと隊長が一言「ぶた野郎!」 隊長から発せられるような言葉ではないので、クリスとゼミルはびっくり。隊長がもう一言「失礼。」
クリスの降板にターニャが花を添える
今回は、ボンラートとヘルツベルガーのドタバタ劇が挟まることもなく、ひたすら、ターニャとクリスのドラマです。ふたりが並ぶとファッション雑誌の表紙みたい。ブルクハルト(クリス)にとって最後の回なので、役者個人としてゲデオン・ブルクハルトの魅力と、役柄として元秘密捜査官クリス・リッターとしての魅力がダブルで迫ってきます。大人の関係だったふたりが再会すれば、当然お約束のシーン。夜、ターニャがクリスの住まいを訪ねます。最初は仕事の話。少しして、クリスが「なぜ、電話しなかった」と言えば、ターニャが「平手打ち」でお返し(展開が早くて分かりやすい。ここで愛を語られても、聞き取りには苦労しそう)。ここは役者個人としての自信ですね。ブルクハルトなら、プライベートでこれを言っても許されそう。一方、悪の集団相手にすました顔で、理路整然とウソを言ってのけるのは、元秘密捜査官として修羅場をくぐり抜けてきた役柄としての魅力でしょう。
シナリオは、クリスに花を持たせます。クライマックスの別れのシーンで、なぜ捨て身の行動に出たのか、ちゃんとその前に一つのドラマが描かれています。第11シーズンで登場した時から、今回の最後まで、水も漏らさぬ男前のクリスでした。逆に、クリスのクールさが、ゼミルの人間味を際だたせていたとも言えます。やっぱり、この番組はゼミルがいてこそなんでしょう。
早送りの映画みたい
番組は凄い早さでドンドンと展開します。お約束シーンもクライマックスの別れのシーンもアッサリ。このアッサリ流すところが好きです。ただ、クライマックスのアクションシーンは、もっとドンバチ見たかったなぁ~。1時間半の映画を半分にギュッと濃密にした感じです。ところで、上のようなシナリオの場合、黒幕は州刑事局指揮官ノイマンというのが、今までの定番です。今回はどうでしょうか。どうぞ番組をお楽しみ下さい。2008.4.29掲載、2010.3.9一部修正。
DVDで日本語版を見た印象
ありがとうクリス
シーズン12の日本語版DVDは2010年1月~3月にかけて視聴しました。最後の1本は、時間的な都合もあって6月になってしまいました。
語学教材として見ているため出演者にあまり思い入れはないと言いつつ、クリスについては、ファン投票で1位になっているので、いやがうえにも関心が向きます。今話の印象を書いてしまうとクリスともお別れなので、筆が進まなかったですね。アウトバーンコップ(以下「AC」という)としては、シリアス路線で異色のシーズンでしたが十分楽しませていただきました。ありがとうクリス。ところで冒頭、クリスにスウェーデン人の彼女がいたことが分かります。最後の最後まで色男ぶりのネタでしたね。
クリス役ゲデオン・ブルクハルトには、007のジェームスボンド役みたいな格好いい役で、どこかの番組で会えたらいいですね。
文句なしのシナリオ
警察の作戦は視聴者にも内緒で、展開が全く読めないし、テンションは上がりぱなし。通常番組とは思えないよく錬られたシナリオでした。警察と悪の組織との生死をかけた息詰まる駆け引き。警察内部でもコブラ11、署内の隊長・秘書スザンネ・ボンラート、州刑事局ノイマン、秘密捜査官ターニャらのやり取り。家族を気遣うゼミル・・・。それぞれの関係がパズルのように複雑に絡み合って、シナリオを盛り上げています。それでいて展開は画面を見ているだけでもわかりやすいので、語学教材としても合格。
カーアクションは冒頭だけでしたが、代わりにクライマックスはコブラ11の激しいボディ・アクションで締めくくり。
まだ2年、もう2年
ドイツ本国では6代目ゼミルの相棒ベンが登場。クリスが降板してまだ2年なのに、なんだかとても昔のような気がします。それだけこの2年ほどの間に日独ともACのリリースが多く、多くの番組を見られたからでしょうね。
マニアの視線で
クライマックスのロケ地は、第128話(第9シーズン、邦題:連続放火事件)のクライマックスと同じ廃墟の工場。窓がある塔屋と、第128話でゼミルが爆風で吹き飛ばされる渡り廊下の開口部が印象に残っています。
ユーロモーダEuromoda Sportfashion Center
コブラ11と麻薬組織が金と麻薬を交換する駐車場ビルの屋上。「Euromoda」の看板文字が裏返しに見えます。ノイマンが「突入せよ」と指令を出すと、隊員が開けようとする鋼鉄製のドアに書かれた「TREPPENHAUS Orderhaus + Sportfashioncenter」の文字が一瞬写ります。調べてみるとノイスにあるアウトレットらしい。ネットで航空写真を見ると、駐車場ビルの屋上に看板文字があるので、間違いないもよう。
この建物でのロケは、「看板文字に縛り付けられた父を、娘が助けにきて落ちそうになる」というシーンを思い出すのですが、どの回だったか探し出せません。どなたか覚えていませんか。
さっそくtakboutさんからメールを頂戴しました。それは第190話 Der Panther(第14シーズン ベンとゼミルのコンビ 日本未公開)。見直したところ当たり!
でも本当は、時系列的に整理して第190話のページに「このロケ地は第172話で・・・」と書くべき何でしょうが、あちこちつまみ食いしているので、前後関係が混乱してしまいます。
takboutさん、ありがとうございました。
あの看板の文字を見たくて、実際に行ってきました! ロケ地探訪1>1-5 Euromoda Sportfashion Center ユーロモーダをご覧下さい。この項2011.8.27追記
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
Observation (嫌疑の対象となる人・事物などの)観察、監視
冒頭、隊長が州刑事局ノイマンに対して息巻くシーン。ものすごい剣幕でしたね。日本語字幕で「なぜ、尾行の連絡がなかったのです?」と出たので、一般的には「監視」ぐらいの訳だから気になって調べてみました。つづりは英語も独語も同じですが、ニュアンスが若干異なるみたい。独和大辞典には「1.(気象などの)観測、2.(嫌疑の対象となる人・事物などの)観察、監視」とあります。刑事番組だと2の意味が強くなるのでしょう。「尾行」の訳も妥当だなと納得した次第。
ちなみに和独辞典で「尾行」を引くと「nachschleichen」。例文として「刑事に尾行される犯人 ein Verbrecher, dem ein Geheimpolizist wie sein Schatten folgt.」が掲げられています。この独語は文学的ですね。直訳すると「秘密捜査官に影のように尾行される犯人」。映画「トンネル」や「善き人のためのソナタ」のシュタージを思い出してゾッとします。
Plan B 代替策 ベットの中で、ターニャが煙草をくゆらせながら「代替策を考えなくちゃ」と言うシーン。英語と同じ用法で、ドイツ語でもよく使われています。本来の案を暗にPlan Aということにして、その代替案をPlan B。最近はやりの「腹案」もある意味Plan Bでしょうね。
この代替策についてコブラ11は話してくれず視聴者には内緒。確かに全部バラすより内緒の方がハラハラドキドキの番組展開になっています。
2010.6.12掲載、6.13最終更新
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介