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アラーム・フォー・コブラ11/アウトバーン・コップ 邦版第6話 苦しいほどの愛
第22シーズン 第295話 Atemlose Liebe(直訳:息をつかせぬ愛)
若いカップルに振り回されるコブラ11。
Episodebeschreibung シナリオ
若くて一時の感情に駆られるユリアは、ボーイフレンドのクリスのために、全勢力を傾ける。匿名の電話があり、違法なポーカーゲームで大金をすったクリスの身代金として、レジ係に30,000ユーロ(約400万円)を要求したのだ。
この危機に、ユリアは投資コンサルタントを打倒しただけでなく、現金輸送車と、更には銀行をも襲撃した。
ゼミルとパウルは、若い女性の後を追う、そして時間との闘いが始まった。
ユリアは、略奪行動の際に危険な人物と関わり、やっかいな結果になってしまっていることなど知るよしもない。(www.rtl.deを参考にしました)2017.4.17掲載
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●レナ・シュミットケ(ユリア・ミュラー)、ハウケ・ディーカンプ(彼氏クリス・ディマギオ)、アレクサンダー・フィンケンヴィアト(同居人ヨハン・ジェリー・ブレント)、ヴェルナー・ダエーン(殺人犯ヴァルター・ホルダーマン)、ウルス・レホン(胴元ローベルト・シシェック)
Eindruck 印象
1.インターネットでドイツ語版を見た印象 2017.5.13
ゴールデンウィーク前後の13日間、ロケ地探訪も含めドイツへ旅行したので、更新が追いつきませんでした。ゴメンナサイ。
次から次に悪人が登場して最後まで先が読めないシナリオ。若い娘が、衝動的行動でそんなに簡単に現金輸送車や銀行を襲って成功するか、と強引な展開が気になるものの、そこは劇画的に楽しむ事にしましょう。ジェニーの笑顔が見られなかったことが残念。
コブラの日常
写真295-1 アイスのイメージ ケルン市内で
冒頭、パウルがアイスを買ってきます。日本の刑事ドラマだと大人がアイスをパクつくシーンなんて違和感がありますが、ドイツだと老若男女歩きながらよく食べます。私もドイツへ行ったら左写真のとおり。
番組に戻って、ゼミルはシングル、パウルはダブルだったので、文句を言うゼミル。
パウル:アンドレアが脂肪を控えろって。
ゼミル:俺は子供じゃないぞ。
と言うことは、シングルはお子様サイズで、ダブル以上を注文しないと大人としての品がないのかな。そう言えばドイツのとある観光地で、私の前のグループ客がどなたも複数を注文して、「よく食べるな~。」と思ったことを思い出します。
ロケ地探訪 ゴルトシュタイン通り
写真295-2 ゴルトシュタイン通り
Cafe Hirsch, Goltsteinstraße 52
冒頭、ユリアが強盗するところ。バックに写る「Cafe Hirsch」の看板を頼りに調べたところ、ロケ地探訪第三弾その2>32-11ゴルトシュタイン通り
左はその時に撮影した写真。番組と似たような構図で、ばっちり「Cafe Hirsch」が写っています。この通りは、ライン川に西側にあります。
その次のパウルとゼミルがアイスを食べる目の前で、逃走するユリアが乗る車がクラシュするシーンは、全く別の場所。ライン川の東側にあるKalker Hauptstrasse カルカー中央通り 197-199, 51103 Köln付近。画面左手に写るドラッグストアRossmannの赤い看板が決め手。遠目に写る教会塔もストリートビューで確認できます。あいにく2017年春のロケ地探訪には間に合いませんでした。次回は是非。注1
ローカルなモチーフ
写真295-3 五月柱のイメージ
バート・ミュンスターアイフェルにて
写真295-4 愛錠のイメージ
ケルン・ホーエンツォレルン橋にて
Kapitel2の冒頭で、ユリアはコブラ11に「ボーイフレンドのクリスのためにやった。」と話しているところに、男が入ってきます。
ユリアが逃げた後、手錠につながれた男が、「俺はクリスじゃなくジェリーで、ただの同居人だ。」「内緒だよ。」と言いながら、五月柱と愛錠で、ユリアとクリスの関係を説明します。こんなローカルなモチーフで説明するとは珍しい。
五月柱Maibaumは、ヨーロッパの伝統的な春祭り。七夕のような飾りをケルンでもよく見かけます(左写真)。愛錠(右写真)についてはロケ地探訪5>ホーエンツォレルン橋は愛の架け橋だった!参照
注1:2018年春、カルカー中央通りへ行きました。ロケ地探訪第八弾その2>82-5 カルカー中央通り。2018.7.1追記
2.ネット配信で日本語字幕版を見た印象 2021.1.11
●聞き取りテスト結果は50点
GYAO!(※)で見ました。第289話の採点表で50点としました。
今回は、日本語字幕を隠して原語だけで2回見た後で、日本語字幕を読みながら見ました。
今回は本筋の事件だけでなく、コブラ11の日常会話もジェニーに関することなので分かりやすかった。聞き取れたというより、平易だったことで助けられました。
聞き取れず、日本語字幕から逆に原語を推測した語彙を二つ。
・Macker 20分ちょうど、手錠を外してもらうジェリーが「ユリアの男だよ。」と説明するシーン。若者語で「ボーイフレンド、あんちゃん」という意味らしい。原語だけでは聞き取れず、全編を通して見た印象から「ひも、ジゴロ」的なネガティブ語彙かなと思いました。日本語字幕で会話を見ても、クリスは無鉄砲な若者に見えるので、許容範囲とさせてください。
写真295-5 オランダのイメージ
Zaandam(1981年12月撮影)
・Alkmaar アルクマール クライマックスで、ジェリーがユリアを同行させて逃亡します。アルクマールとは地名だったんですね。行き先はケルンから北西へ約300km、オランダ・アムステルダム郊外の小都市。ここに何かあるのかな。[-5点]
39分51秒、ジェリーはユリアを脅迫して運転させます。字幕では「安全な場所へ行く 運転しろ」とだけ出ましたが、「俺は運転免許がないから。」と言っています。文字数の制限で表示できなかったと思われますが、ユリアを同行させる重要な理由が聞き取れたので、聞き取れなかったアルクマールと相殺で0点。
ところで、ユリアの彼氏クリスが話す独語は、訛っているのか、方言なのかよくわからないけど、とても心地よく響きます。
●TV番組として第一級のエンターテインメント
アニメを実写でやっているような荒唐無稽さがこの番組のウリ。冒頭、市街地でのカー・アクション。中盤、屋上で、ゼミルがあわやの危機一髪。クライマックスは、カーアクションに加えてパウルの体を張ったボディ・アクション。こんなに楽しめるからこそ何度でも見飽きない。即ち、私にとって最高の語学教材です。
●タイトル「Atemlose Liebe(直訳:息をつかせぬ愛)」
ゲスト出演のユリアとクリスのラブラブぶりは、本当のカップルみたいな演技力が素晴らしい。タイトルの「息をつかせぬ愛」は、一義的にはこのカップルのことでしょう。
改めて、「息をつかせぬ」を調べると「ほっと息をつく暇もないほど、ことが続けざまに起こったり、緊張が連続したりすること。」とあり、ジェニーとパウルのカップルの「苦しさ」が「隠れた」タイトルを表しているのではと思えます。
●50ユーロ札
ユリアが奪取したお札は、現金輸送車もホルダーマンのアタッシュケースも、一部高額紙幣もありましたが、ほとんど50ユーロ札でした。
日本の銀行強盗なら最高紙幣の1万円札でしょう。ユーロ紙幣は100、200ユーロもありますが、なぜ5,000円札に相当する50ユーロ札なのか。
これからは私の想像です。普段持っていてもおかしくないのが50ユーロ札。「偽札でも市中で使いやすいから。」かな。
 
  写真51-17-2再掲
デュッセルドルフの中心部で
写真295-6 手持ちのユーロ貨幣
(閲覧だけにとどめてください)
  左:ドイツも日本と同じで、現金がまだ多く流通しています。日本の街角に自動販売機が多くあるように、ドイツの街角にはATMが多くあります。ATMで100ユーロ引き出すと、50ユーロ2枚や、もっと小額紙幣で出てくることもあります。大名旅行ならともかく、一般庶民の旅では50ユーロ札まででしょう。
それも以前と比べると、日本と同様現金の出番は減りました。以前なら10ユーロ以下の少額決済は、クレジットカードを嫌がられることもありましたが、それもなくなりました。
右:手持ちのユーロ紙幣と硬貨。100ユーロ札以上は持っていません。なおこの画像を印刷すると法に触れる場合があります。閲覧だけにとどめてください。
年1回2週間ドイツを旅行する視点で書きました。ドイツ在住の視点で違和感があればご一報ください。
●ロケ地探訪
・Rommerskirchen ロンマースキルヒェン
コブラ11が走らせる車のフロント越しに、風景が2度映ります。調べたところケルンから北西へ約25km、ノイラート火力発電所の近くのロンマースキルヒェン。この付近は2017年、2018年のロケ地探訪で訪れたので、ドライブレコーダーの動画を見直したら、あった!
 
  写真295-7 (C)Google
  コブラ11は青線のコース
①ディスカウント・スーパー・ネットー
②ラウンドアバウト(環状交差点)
③トタール・ガソリンスタンド
の順で走行していますが、番組では、①③②の順で映ります。

私は南から北上し②→①の順で走りました。③へは行っていないので、次回のロケ地探訪では是非。
  TV画像 ロケ地探訪 
 
  写真295-8 TV画面 (C)RTL 写真295-9 DR画像
  ①Netto und Bäckerei Voosen ディスカウント・スーパー・ネットーとフォーゼン・ベーカリー
Bahnstraße 15-17, Rommerskirchen
左:13分30秒 コブラ11がユリアの住まいへ車を走らせるシーン。フロントガラス越しに、スーパーとベーカリーの看板が映ります。この2軒の組み合わせは限られているため検索は比較的容易。
右:私は南から北へコブラ11とは逆に走っているため、看板の位置が左右逆です。
 
  写真295-10 TV画面 (C)RTL 写真295-11 DR画像
  ②ラウンドアバウト(環状交差点) フェンローアー通りとバーン通りとの交差点
左:番組では26分56秒、コブラ11は巨大なモニュメントがある環状交差点へ進みます。
右:特徴的なモニュメントが一致。ロケ地はここで間違いなし。調べたところ、これは Rübe カブだそうで、農業が盛んな土地柄を表しているとのこと。
  未踏査

写真はありません。
  写真295-12TV画面 (C)RTL
  ③Total Tankstellen トタール・ガソリンスタンド Venloer Str.46 Rommerskirchen
26分39秒 パウルとゼミルが車を走らせているとハルトムートから「偽札だ。」と連絡が入るシーン。フロントガラス越しにガソリンスタンドが映ります。上の①②と同じエリアでのロケと思われます。
この系列のガソリンスタンドは、次回第296話の冒頭でもケルン・ボン空港そばのガソリンスタンドが映るので、タイアップかな。
  ●Volltreffer 大当たり
TV画面をキャプチャーし、ロケ場所を「捜査」しました。いろいろネット検索し、ロンマースキルヒェンだろうと推測できますが、この付近はGoogleストリートビューがないため確証を得られません。2017年、2018年のロケ地探訪では、近くの火力発電所を訪れたので、もしかして通っているかもと、ドライブレコーダーの記録動画を見直しました。
2017年は③ガソリンスタンドの2.9km手前でUターンしています。残念。
2018年、本来通るコースではありませんが、工事による通行止めでロンマースキルヒェンへ迂回。パソコンの画面に②環状交差点の巨大なカブのモニュメントが現れた時はVolltreffer(大当たり)と、思わずニンマリ。
私が運転する車はさらに北へ進み、①のスーパーとベーカリーの看板の横を通り過ぎました。これでロケ場所はウラが取れました。次回のロケ地探訪では③のガソリンスタンドで給油して、ロケ場所を確認したいものです。2021.1.15最終更新。
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RTLnowで見る ドイツ版DVD 日本語版
 
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介