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第21シーズン 第284話 日本未公開
Phantomcode(直訳:ファントムコード)
ゼミルが出演しないパウルとフィン・コンビによる「スピンオフ版」みたい。
冒頭、飛行機が高速道路に不時着するカーアクションは、これまでにない高速クラシュ。
Episodebeschreibung シナリオ

墜落した飛行機がアウトバーンを燃えさかる地獄に変える。乗客はパラシュートで安全を確保する余裕があった。その中に何者かによって誘拐されたニュースブロガーのアンヴァー・シャヒンがいた。
アンヴァーは追っ手に不安を感じて、ジェニーを人質に取って逃げる。ジェニーの誘拐を知ったパウルは、同僚を発見するためあらゆる努力をする。しかし、アンヴァーを誘拐したのは連邦憲法擁護庁の職員だったのだ。ジェニーが質問している間、なぜニュースブロガーが追われるのか、パウルは大きな陰謀を察知するのだった。(www.rtl.deを参考にしました)2016.9.30掲載。

Darsteller 出演
Omar El-Saeidi(ニュースブロガー・アンヴァー・シャヒン)、ニナ・クロンイェーガー(連邦憲法擁護庁指揮官、マリオン・ドレガー)、ダニエル・ベルガー(ドラガーの腹心、ゼバスチャン・ギルツ)、ペーター・ベッカー(ドラガーの部下、キースリング)、ベン・ボンタ(赤帽子の男、マイク・ブラームス)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象
アクション、先が読めないシナリオ、スピード感あふれる展開。申し分無い45分間でした。高速警察隊と連邦憲法擁護庁との戦い。パウル、ジェニー、フィンが活躍しますが、「後方部隊」の科学捜査官ハルトムートや秘書スザンネが、敵の情報を収集、動きを的確に察知して「前線」のパウル、フィンに伝えます。この後方支援と前線との連携が敵を追い詰めていきます。
本筋の事件は概ね次のような内容らしい。聞き取りに自信が無いので間違っていたらゴメンナサイ。ネタバレも含まれるので、番組をご覧になってからお読みください。
●連邦憲法擁護庁指揮官マリオン・ドレガーは、違法な情報収集ソフト(ファントムコード)を開発。ニュースブロガーのアンヴァー・シャヒンの父は、人権弁護士で、殺される前に息子へビデオメッセージを残していた。
●ニュースブロガーのアンヴァー・シャヒンは、その告発ビデオを受け取る前に、とある空港で拉致され、ケルンへ移送中の飛行機が墜落。ジェニーを人質に取って逃走する。
アンヴァー・シャヒンは事情が分からないまま拉致されたので、拉致犯人が誰で、目的がなんなのかさっぱり分からないまま、事件は展開して行く。
●アンヴァー・シャヒンが、自分の事務所で準備をしていると、銃撃を受ける。その危機を救ったのが赤帽子の男マイク・ブラームスだ。彼はマリオン・ドレガーの元部下で、彼女の不正を暴くために、アンヴァー・シャヒンの父に協力を依頼したらしい。
●Kapitel2の10分過ぎ、パウルが連邦憲法擁護庁に連行される。
マリオン・ドレガーによれば、アンヴァー・シャヒンの父マーモート・シャヒンは1970年代にドイツへ来て、人権弁護士として仕事をしていた。先月亡くなる前に、自分の部下と接触し機密情報を得た。
パウルに向かって、「携帯で、拉致された同僚(ジェニー)と4分半何を話したの。」と問い詰めますが、パウルは「何も聞いていない。」とバッサリ。この時のパウルの勝ち誇った顔が、視聴者の心をくすぐりますね。
●Kapitel3の5分過ぎ、高速警察隊は「マリオン・ドレガーらは、赤帽子の男マイク・ブラームスが死んだことを知らないハズだ」と推測し、フィンをマイク・ブラームスの代役に仕立てて敵をおびき寄せる作戦に出る。
このあたりまであれば、番組は理解できるのではと思いますが、いかがでしょうか。
コブラの日常
●冒頭、フィンがポルシェでガス欠。ジェニーに続いてパウルも到着。パウルが厳しい顔で「なぜ(ポルシェ)カレラで走ったんだ。試用期間中だろう。ちょっと話さないといけないな。俺のベンツの後部座席に乗れ。」とフィンに指示します。お説教を喰らうと意気消沈したフィンが後部ドアを開けると・・・。
ポルシェの警察車両と言えば、ボンラートとヘルツベルガーのコンビを思い出します。乗る世代が代わりましたね。
●さてクライマックス。一件落着で、フィンが「ポルシェを満タンにしてお見舞に行くよ。」とジェニーに。
その後パウルがフィンに「よくやった。グリーンホーネットみたいだった(と聞こえましたが、間違っていたらゴメンナサイ)。」
え~、1960年代の米TV番組を若い二人が話題にするのかなと思って調べたら、2011年公開のハリウッド映画版がドイツでも同年にリリースされていました。情報に疎くてスミマセン。
ロケ地探訪
写真284-1
●Messeplatz ケルンメッセ玄関前広場
冒頭、アンヴァー・シャヒンが降り立った空港はどこだろうと調べてみたら、ケルンメッセの玄関前を空港に見立てて撮影している模様。それを分かって見ると、空港らしく演出するんだなと感心します。
左写真は、ライン川そばにあるトライアングルというビルの最上階にある展望台から2016年春に撮影。この展望台には毎年のように行っていてます。ロケ地探訪第三弾その2>32-1ケルン・トライアングル
赤丸部分がロケ地だったようです。地図はロケ地探訪第六弾に掲載しました。
●Kapitel3の8分過ぎ、高速警察隊が作戦を展開する場所は、大学通りの上にあるケルン大学キャンパスの高架広場らしい。これは建物が写ったので分かりやすかった。いずれ訪れてみたいな。注1
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
Was wollen Sie von mir? 望みはなんだ。
Kanitel2の11分前、パウルが2回発話します。逐語訳すると「あなたは私から何を得たいですか。」
パウルに迫るマリオン・ドレガーはやたら早口で中上級向きだけど、パウルのこの一言は、明瞭で初心者の聞き取りには最適。こんな台詞だけを収集して、ドイツ語の初心者テキスト「コブラ11で学ぶドイツ語」を作るとよさそう。
ちなみにKanitel3の6分40秒頃には、ジェニーが「Was wollen Sie von uns?(あなたは私たちから何を得たいですか。)」と言っています。2016.10.2掲載、12.23最終更新。
注1:2017年春、ケルン大学Universität zu Kölnを訪れました。高架広場の上は二輪車や自転車で一杯でした。ロケ地探訪第七弾その2>72-9 ケルン大学
2017.7.19追記
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介