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アラーム・フォー・コブラ11 邦版第1話 新コンビ・最初の事件
第11シーズン 第153話 In bester Absicht(直訳:最良の意思)
クリス・リッターはゼミルの新しい相棒だ。クリスの高速警察隊への出勤初日に、高速道路建設現場の監督の死が、クリスとゼミルに謎を投げかけた。死んだ男はフェリックス・ロットナーと言う。クリスとゼミルは高速道路の建設現場へ捜査に赴く。そこで二人は、現場監督ルドルフ・シュナイダーと別れた妻モニカ・クーンが、人前で子供の養育費について言い争っているのを見る。シュナイダーは、父としての責任を放棄していることを、長い間自分の人生で大きな過ちだと悔やんでいた。シュナイダーはこの過ちを是非とも償いたい。彼は経済的な援助を実行するため、良かれという思いから、さしたる害は無いだろうと思われた法律違反に係わってしまった。ところが、この害は無いだろうと思われた法律違反は最初の犠牲者を出す。フェリックス・ロットナーだ。
クリスとゼミルは、犯人を捜すにはまず、自分たちがお互いに慣れる必要があると気づいた。立ち振る舞い、捜査手法に違いがある。ふたりが逮捕した犯人パウル・ブラントから巧妙な犯罪の手掛かりをつかみ、高速道路の建設現場へ戻る。同じ頃、共犯者が犯人パウル・ブラントを警察から取り戻し、仲間割れが始まった。大詰めの捜査で、新しい相棒は誰が相応しいか実証され、そして、更なる犠牲者を出さすに済んだ。
(独RTL放送のサイト「RTLnow」を参考しにました)2007.7.16掲載、2008.6.1一部加筆修正
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ミヒャエラ・ヒンネンタル(モニカ・クーン)、フランク・シュティーレン(ルドルフ・シュナイダー)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 2007.7.16
なぜ、ゼミルの相棒は黒服のみを着るのか。
私もかねてより、この疑問を持っていましたが、お約束なんだろうと思っていました。
やはり視聴者から質問が多いのでしょう。ゼミルの質問にクリスが答えます。答えは番組が始まって5分過ぎ。
クリスのプライベートがだんだんと明らかになります。クリスには男と女の二人の子供が。でも妻はどこに。答えは番組で。
DVDで日本語版を見た印象(1/2) 2008.6.1
刑事警察か高速警察か
中盤、ウィーン広場での捕り物劇で、クリスが警備員から服を引き裂かれて止められます。クリスが、「邪魔するな!」「刑事警察だ(Kriminalpolizei)!」と言って「高速警察隊の」身分証を警備員に見せます。普通は「高速警察隊だ(Kripoautobahn)」と言うのですが、まだ着任したばかりで言い慣れてないのかな。ちなみに日本語字幕、吹替とも「高速警察だ」と訳が当てられています。こんな些細なところにこだわるのは、相当のマニアだけでしょう(笑い)。日本語版で割り切って「高速警察だ」との訳が付けられているのは、日本の視聴者が楽しめる吹き替え・字幕になっていればいいので、ごもっともだと思います。ここで「刑事警察」が出てきても、いちいち説明できないですよね。このウィーン広場、どこかで見たなと思ったら、171話でも同じような捕り物劇でした。ロケに使いやすい場所なんでしょうね。
クリスも人の子だ
今回、日本でリリースされた日本語版を見て、ドイツ語だけで見た時と印象が違うので驚きました。つまり、ドイツ語版で見るとき、聞き取れない部分は、自分なりにこんな事を言っているのだろうと想像して聞きますが、ヒヤリング力が足りないので、全く違う解釈をしていたようです。日本語版で見て、なるほどここはこんな事を言ってたのかと驚きました。
中盤、署へ同行した犯人パウル・ブラントをクリスが手荒く扱います。それを隊長が厳しく叱責。その後、署の屋上にクリスがいるところへゼミルが上がってきて会話。ドイツ語だけで見た時は、よく聞き取れないので、隊長に反発するような事を言ってるのかなと思ったのですが、全く逆ですね。クリスがこんなにできた人間だったとは。
じっくり見ると、事件に絡めて、実にうまくクリスの人柄を浮かび上がらせています。前回、クリスは孤独な秘密捜査官として描かれていました。今回も仕事の上では、その延長上にありますが、一方、仕事を離れれば、子煩悩な優しいパパらしい。また、離婚は不本意だったもよう。そして、現場監督ルドルフ・シュナイダーの息子エリックに見せるクリスの優しい笑顔(笑顔は万国共通だ!)がいいですね。クリスの暴走ぶりに違和感を覚える視聴者に、だんだんと親しみを持ってもらえるようなシナリオになっています。だから、「最初の事件」として、シリーズの真っ先に放送すべきシナリオなのでしょう。
DVDで日本語版を見た印象(2/2) 2008.6.7
新人秘書
日本語版を見ると、隊長がスザンネ・ケーニッヒをアンドレアの後任と紹介。エ、ウッソー! ペトラ・シューベルトの後任のはず。原語で聞いても隊長はそんなこと言っていないので、日本語版で付け加えられたようです。いろいろ思いめぐらせてみると、日本でリリースされた一番直近の番組は第8シーズンTVムービー(ワイルドランナー)で、秘書はアンドレアでした。だからペトラ・シューベルトは、日本語版で登場していない(正確には第11シーズンTVムービー[アラーム・フォー・コブラ11死のパスポート※1]の冒頭で少しだけ出演)。それで、日本語版のような解説が入ったのでしょう。ペトラ・シューベルトが秘書だったと知っているのは、相当のマニアでしょうね(笑い)。でも、それを言い出すと、ワイルドランナー(ヤンとゼミルのコンビ)を見てアウトバーンコップのファンになった人は、※1の冒頭でトムが出てきて、「一体この人誰?」と面食らったことと思います。アウトバーンコップを10年スパンの「大河ドラマ」として流れを把握しておかないと、頭がこんがらがってしまいます。まあ、このサイトにお越しくださるファンの方は大丈夫でしょうけれど(笑い)。
知人か友達か(ドイツ語学習者向けコメントです)
人との距離間を表す言葉は、日本語にもいろいろあります。「友達」と言ってもそれが同姓か異性かによっても違うし、男女の間柄でも、第三者に言うときは「単なる友達だよ」とはぐらかす事もあります。
ドイツ語の場合、
Freund男 (Freundin女) 友達、ボーイフレンド(ガールフレンド)
Bekannte 知人、知り合い
のどちらを使うか迷うときがあります。更にFreund(Freundin)は、単なる友達と意味とボーイフレンド(ガールフレンド)の意味の両方があるため、うっかり使い方を間違えると、けげんな顔をされる羽目になります。
クリスが、モニカ・クーンの家を訪ねます。話をしているところへ息子のエリックが顔を出します。
エリック:この男の人は誰?
モニカ:この人は…(答えに詰まる)
クリス:(すかさず)ママの「知人」(Bekannte)だよ。君はエリックだね。
(エリックがうなずく)
クリス:俺はクリスだ。はじめまして。
と言って、エリックと握手。
やっぱり、この場面では、男女の関係にはない、君のパパでもない、ということをはっきり伝えるための知人(Bekannte)なのでしょう。エリックに見せるクリスの笑顔がとてもいいですね。
日本語版では、「友達」と訳がつけられていたので、Freund(Freundin)=友達ではなく、日本語の友達の方が守備範囲が広いのかなと思います。
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介