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第10シーズン 第147話 日本未公開
Die zweite Chance(直訳:セカンド・チャンス)
エスコート・ガールが、事故死した客から預かった機密文書をネタに企業を恐喝する。その金で父が経営する宿泊施設を立て直すつもりだ・・・。
アクションシーン、シナリオとも普通。
Episodebeschreibung シナリオ
エスコート・ガールのイリス・エッケルトと、客でドクター・ヘアヴァーゲン有限会社の元経理役員カイ・レルヒェは、長い一夜を終えるところだった。そこへちんぴらのケラーとホルツァーが現れ、客を脅した。イリスは出来事に気づかないまま。客のレルヒェは脅迫犯から書類を取り立てられたが車で逃げ出す。レルヒェは車中からイリスへ、コインロッカーの鍵を持ち出すように電話で伝えた。それっきりだった。レルヒェは逃走に失敗し事故死した。トムとゼミルは車で逃走した脅迫犯を逮捕できなかったうえに、犯人の人相もわからなかった。レルヒェの家にとどまっていたイリスは貸金庫のカギを見つけた。彼女がレルヒェの携帯に電話をかけたことで、脅迫犯は彼女の手掛かりをつかむ。彼女は、コインロッカーの中身はヘアヴァーゲンにとってとても価値がある、これは人生最大のチャンスだと悟った。彼女は、ヘアヴァーゲンに書類を返却する対価として12万5千ユーロを要求しようと計画する。イリスはお金に縁がない父を援助したい。
(独RTL放送のサイト「RTLnow」を参考にしました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●アルマ・ライベルク(イリス・エッケルト)、カミラ・レンシュケ(妹モナ・エッケルト)、ミヒャエル・ハーネマン(父ヴィルフリート・エッケルト)、ディルク・ジンプソン(ケラー)
Eindruck 印象
今回のクラッシュシーンは地味ですね。最初のフォルクスワーゲン、途中のアウディ、最後のピックアップ。後半、ヘアヴァーゲン社の役員は、エッケルトの住まいへポルシェで乗り付けたのに、逃げるときは近くに止めてあったピックアップでした。クラッシュさせるには、ポルシェは制作費の予算オーバーですかね。
今回は、現代建築のオンパレードです。レルヒェの戸建住宅、ヘアヴァーゲン社の建物など。洗練されたデザインやインテリアが、今のドイツを表しています。レルヒェの戸建住宅の階段周りの壁は、打ち放しのコンクリートのようです。壁に模様があって、模様は打設ムラ(施工上のミス)のようにも見えてしまいます。私は建築士なので、アウトバーンコップをカーアクション番組として楽しんでいらっしゃる方には、よけいな解説でゴメンナサイ。2007.8.19
2010.5.27再放送を見た印象
凡作と書いたら制作者に失礼だけれど、いつも持ち上げていたら回し者かと思われてしまうのもシャクなので、ズバリ書かせてください。
クラッシュ・シーンは、大型車も絡まず爆発もなく小粒。丁寧に見ると、中盤のカーチェイスは、市街地の狭い道を飛ばしてそれなりにスリルがあるし、クライマックスも「計算どおり」に車を看板にぶち当てるなど、小技が効いています。ただ最新シーズンで凄いシーンをさんざん見せられた後だと、感動は少な目。シナリオも想定の範囲内。
一方語学教材として見ると、これがなかなかレベルが高い。本筋の事件の他に「ヘルツベルガーが虜になった肥満に効く錠剤(この錠剤を飲むとカロリー摂取が抑えられるらしい)」と「エッケルト一家の家庭問題(何故母親がいないのか)」など聞き応えがあります。聞き取れた分だけ中途半端に書くと、お粗末な語学力がバレバレなので、日本語版を待ちま~す。
ゲスト出演
イリス役アルマ・ライベルクAlma Leiberg
この女優さんは、第二チーム第1話(スピンオフ版邦版第3話)にゲスト出演していました。このとき金髪のカツラをかぶっていました(地毛は黒)。ところが今回は金髪。今回もまたまた金髪に染めて男をたぶらかしているのかな~と思ったら、彼女のプロフィールをネット検索すると、髪は茶と書いてあるので、第二チームの時は黒く染めてたのでしょう。ややこしいな~。
ところで冒頭、客カイ・レルヒェが400ユーロ置くと、イリスは300ユーロだけ受けって100ユーロ戻します。夜8時の番組でこんな演出して大丈夫?とも思いましたが、スケベな中年男が想像を膨らませるだけであって、子供に見せられない表現があるわけでもないしセーフなんでしょう。
これを見てハリウッド映画「プリティ・ウーマン」を思い出しました。ジュリア・ロバーツのシンデレラ・ストーリー。http://www.youtube.com/watch?v=xzgqkU5a9Uk
ジュリア・ロバーツも最初は金髪のカツラをかぶっていますね。第二チーム第1話のアルマ・ライベルクは、このパクリかな。
更に脱線して、ジュリア・ロバーツの相手役リチャード・ギア主演の「アメリカン・ジゴロ」は在独中に映画館で見ました。ドイツでは基本的に吹替。確かリチャード・ギアがトレーニングしながら独語を勉強するシーンがあったと記憶しています。元々の会話が独語吹替だから、独語の勉強になってない! おかしかったですね。
ハリウッド映画に脱線しつつも最後はドイツネタで締められてよかった(お詫び:数十年前の記憶なので、この記事を書くにあたりもう一度映画を見てウラを取りたかったのですが、映像を見つけきれなかったので[丹念にネット検索すれば見つかるかもしれませんが]記憶違いだったらゴメンなさい)。
父ヴィルフリート・エッケルト役ミヒャエル・ハーネマンMichael Hanemann
この男優さんは、スパイエンジェルで警官ヴィルヘイム・ハイトマン役で出ていました。
語学学習者向け記事(管理人の独り言、番組とは関係ありません)
脱線したついでにもう一つ。その昔、オランダの首都アムステルダムの映画館で、ハリウッド映画をオランダ語字幕で見ました。オランダ語は全く学習経験がありませんが、英語と独語を足して二で割ったような感じだし(地理的にもそうですよね)、少なくとも固有名詞や借用語(外来語)は綴りから何となく分かるところもあります。だから原語だけで見るよりは、オランダ語字幕付きでも助かった覚えがあります。このネタに関してネット検索していたら、
英語教育ニュース「リスニング力アップに、英語字幕付きの映画が効果ありhttp://www.eigokyoikunews.com/news/20100215/20.html
という記事がヒット。私もドイツから取り寄せた独語字幕付きのドイツ映画で実感しているので「我が意を得たり」と嬉しくなりました。
英語の場合、皆様よくご存じのことだから私が今更書くことでもありませんが、中学・高校で6年間学んでいるので、それだけの基礎知識があれば、英語字幕付きの映画にトライする価値は十分でしょうね。
独語の場合、私が勉強し直し始めた8年度ほど前は、まだビデオテープ全盛だったし情報も少なくて、独語が聞ける「日本語字幕付きドイツ映画」が探し出せれば御の字でした。せいぜいスクリーンプレイhttp://www.screenplay.co.jp/index.html※の独語版があればいいなと思った程度。
最初に独語字幕付きドイツ版DVDをドイツから取り寄せたのは、2007年8月。アウトバーンコップ(以下「AC」という)の日本未公開シーズン。別に独語字幕付きドイツ版DVDが欲しかったワケではなく、日本未公開シーズンを見たくて取り寄せたら、たまたま独語字幕が付いていたというレベル。字幕がなければないであきらめるところ、せっかく字幕が出るならやっぱり内容を把握したいと欲が出ます。最初は苦労しました。知らない単語が凄まじい早さでどんどん流れていくので、ポーズを押して画面を止めながら、辞書片手に必至に読みとっていました。好きな番組だからこそなせる技ですよね。
ネットでニュース番組などの原稿を画面で見ながらアナウンスを聞けるようなものもあります。独語の先生が授業の教材として使うにはよいとしても、独学で息長くやるときはまず教材そのものが「楽しい」ことが前提。その点、ACは私にぴったりなワケです。
先日有線TVで日本語字幕版「ベルンの奇蹟Das Wunder von Bern」を見ました。ドイツ人なら知らない人いないだろうと思われる、1954年サッカー・ワールド・カップで、過去4年以上無敗だったというハンガリーを破って、ドイツが奇蹟の優勝を遂げる話。ドイツ国内では360万人動員したと言うのもうなずける出来でした。「独語字幕版で見たい」が見終わって直ぐの印象。さっそくネット検索すると、いろいろな版が出ていますが、右画像の「Das Wunder von Bern (Weltmeister Edition mit Fahne) ベルンの奇蹟(世界チャンピオンの旗付き)」は独語字幕付きなので、チャンスがあったら取り寄せてみたいな。
上の記事に「自分の母語の字幕付きで観てしまうと、むしろ逆効果になりかねない」とあるように、日本語字幕は番組の内容を把握するために必要だけど、字幕を追うことが先になって聞き取りがおろそかになるので、確かにリスニングの勉強には逆効果でしょうね。
前置きが長くなりましたが、独語の学習が独検2級くらいのレベルまで達したら、独語字幕付き映画はお勧め。上の記事を読んでますます自信を持ちました。ドイツから初めて独語字幕付きドイツ版DVDを取り寄せてから3年近くが経ち、だいぶ余裕を持って独語字幕を追えるようになったなと思います。日々の進歩は亀の歩みでも、こうやって学習経過を思い出すと進歩を感じます。目標は原語だけで映画を見られるようになること。語学は長く地道な努力を必要とします。どうかみなさんも好きなジャンルの作品で、語学の勉強を続けてください。最後は番組を離れて自己満足な駄文になってしまったにもかかわらず、最後までお読みいただきましてありがとうございました。2010.6.6
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介