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第10シーズン 第145話 日本未公開
Tödliche Bewährung(直訳:最悪の執行猶予)
前科者のタクシー・ドライバーが、刑務所仲間の宝石店強奪事件に巻き込まれる。愛する妻と息子を守るため、彼は無実を証明できるか・・・。
タクシーとは言え、そこは名だたるベンツ。見事なカーアクションが見もの。
Episodebeschreibung シナリオ
度重なる前科を持つライナー・ゴルツは執行猶予中だ。彼はタクシードライバーとして、家族をなんとか養っていた。彼は、かつての刑務所仲間ポールと共犯者ヘッセとマイラーと出くわし、宝石店襲撃の逃走を手助けさせられてしまった。目撃者であるゴルツをヘッセが始末しようとしたとき、ポールはゴルツの命を救う。「タクシードライバー」は警察に何も漏らさないと約束。ゴルツはコブラ11から尋問を受けるが、約束を守った。ポールは感謝の気持ちから略奪品の一部をゴルツに差し出そうとする。ゴルツは拒否したにもかかわらず、ポールは気づかれないようダイヤモンド3個をねじ込んだ。案の定、ゴルツの妻マルギットはダイヤを見つける。さあ大変だ!驚いたゴルツは言い逃れに苦労する。この「プレゼント」の件でゴルツは、我を忘れてポールとけんかになる。そのころ、トムとゼミルは、事件にポールがからんでいる証拠を見つける。トムとゼミルがポールの家に踏み込むと、驚いたことに目撃者と思われていたゴルツがポールの死体の上に身をかがめているではないか!ゴルツは逃げだしトムとゼミルを振り切った。そしてゴルツは、強盗だけでなく、殺人に関与していると疑われることになっってしまう。もはや彼に失うものは何もない。彼は強奪品と殺人者を自ら探す計画を練る。無実を晴らすために…。
(独RTL放送のサイト「RTLnow」を参考にしました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ヘンニング・バオム(ライナー・ゴルツ)、ユレ・ロンシュテト(妻マルギット・ゴルツ)、ロビン・ベッカー(息子ダニエル・ゴツル)、ホルスト=ギュンター・マルクス(悪玉ポール)、ベルント・グナン(共犯ウド・ヘッセ)
Eindruck 印象
いかにしてゴルツは無実を晴らすことができるか。良くできたシナリオですね。最後は「水戸黄門」を見たようなすっきり感でした。
ゴルツ役ヘンニング・バオムは、プロジーベンSAT1(業界最大手のRTLに次ぐ第2位の民間放送局でミュンヘン近郊に本社を置く)の刑事ドラマ「Mit Herz und Handschellen」で主人公役なので、ドイツでは知られた俳優さんのようです。
タクシーにひとりで乗るときは助手席に座る。
再生して14分頃、ポールはゴルツのタクシーを呼びだし、助手席に座ります。日本だとタクシーの後部座席に誰も座らずに、前に2人で座っていると異様な風景ですが、ドイツでタクシーにひとりで乗るときは助手席に座ることになっているので違和感はありません。タクシーについては、「第43話Taxi541」にもコメントしています。2007.8.15
2010.5.20再放送を見た印象
久しぶりにトムとゼミルのシーズンを見ると、エンゲルハート隊長や秘書のペトラ・シューベルトが署にいて懐かしい~。
最新シーズンを見た後だと、アクションシーンもシナリオも取り立てて抜きんでている感じはありませんが、通常番組としてこの番組の底力を感じる1本だと思います。ところでゼミルは風邪でもひいてるんですかね。声がかすれてました。
ライナー・ゴルツ役ヘンニング・バオムは、第66話(2001、第5シーズン トムとゼミル)にも、秘書アンドレアを執拗に追うストーカー役で出演。
タクシーのカーアクション
冒頭、中盤、クライマックスのカーアクションに、バオムと並んで今回のゲストとも言うべきベンツEクラスのタクシーが全て絡みます。タクシーとは言え、車がもともとレベルの高い(撮影用に足回りが強化されているのかも)こともあると思いますが、やっぱりドライバーの腕でしょう。どのシーンも見事でした。それで思い出したのが、2007年12月シューマッハがタクシーを運転したニュース。世界をかけ巡った出来事だったので、覚えている方も多いと思います。改めて記事を検索してみました。次の記事のよれば、シューマッハが運転した車種は、今回の番組に出たセダンではなくOpel Vivaloというミニバン。こんな車で飛ばしたんですね。さすが元F1チャンピオン! 写真のコメントが笑えます。
【F1】世界最速タクシー・ドライバー その名はシューマッハ http://oretch.exblog.jp/7826274/
ニュースそのものについては、ドイツの事情がよく踏まえてある次の記事がおすすめ。
ドイツマスコミスキャン~世界最速のタクシードライバーhttp://www.news.janjan.jp/media/0712/0712167334/1.php
シナリオの補足
犯人らがアジトで待ちあわせ。犯行現場のショッピング・センターに置いてきた逃走車を取りに行くべきか相談。現場には警官がいるだろうし、車は完璧に清浄だから足がつくような証拠はないとの結論。
(中略)
犯行現場の宝石店で、ゼミルとトムは推測する。
宝石店から出てきた犯人は、警備員と鉢合わせ。裏口へ逃げる計画を変更して、正面玄関でタクシーを拾って逃げたらしい。と言うことは裏口に犯人の逃走車が乗り捨ててあるはずだと、建物の裏手へ。
(中略)
バックヤードには子持ちの女性が乗るような車が並んでいる。はずれに場違いな黒いランドローバー。しかも逃げやすいようにボンネットを前にして・・・。
当たりを付けたコブラ11は、ランドローバーを鑑識へ持ち帰る。犯人は「証拠はない」と思い上がっていたが、うかつにも給油口に指紋が。主犯格ポールの指紋だった。
ドイツでは、頭から突っ込んで駐車するのが一般的?
でボンネットを前にして駐車すると不自然なのか。全部が全部そうだとは言えないものの、結論から言えば概ねそうでしょうね。下の写真をご覧下さい。一目瞭然。 ドイツ在住の皆さん、いかがですか。
駐車風景1 1980年代スイス・ベルンで
駐車風景2 08年ハンブルク上の写真は私が1980年代にスイスの首都ベルンで撮影。左は08年に娘がハンブルクで撮影した動画から。
今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
Einmal Knacki, immer Kancki(一度の犯罪者は、いつも犯罪者)
冒頭コブラ11の執務室で、ゴルツが「たまたま犯人らを乗せただけだ」と言うと、ゴルツの前科を知って犯人との関係を疑ったトムに対し、ゴルツが応酬する言葉。かっこ内は直訳調にしてみました。もっとまともな日本語にするとすれば「一度犯罪者の烙印を押されたら、一生付いて回る。」てとこでしょうか。中盤で、タクシー・ドライバー仲間も言っていました。
日本語版に期待しま~す
話は単純だし、アクションシーンを見ているだけでも十分楽しいですが、ライナー・ゴルツの人間ドラマもよく錬ってありますね。犯罪から足を洗ったつもりが、昔の仲間と出会ってしまい、不本意ながら犯罪に巻き込まれてしまいます。また立ち直りたくても、周りは犯罪者としか見てくれない・・・。こうやってまずは視聴者の同情を買う作戦。
中盤、ゴルツが隠してあった拳銃を流し台下から取り出すシーンでは、妻に前科者になったいきさつを述べているみたい(貧乏くじをひいたらしい)。妻はゴルツに警察に相談したらと言うが、過去の苦い経験からゴルツは自力で犯人に立ち向かう・・・。
おしゃぶり昆布みたいに、見れば見るほどゴルツの人間ドラマが浮き上がってくるのですが、いかんせん貧弱な語学力では肝心なところが聞き取れず悔しいですね。「日本語版に期待しま~す」と書いておけば、少しはリリースが早まるかな~(笑い)。
2010.5.28
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介