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アラーム・フォー・コブラ11(レンタル版:レッドゾーン3) シーズン10 危険な賭け
第10シーズン 第142話 Volles Risiko(直訳:大きなリスク)
トムが株をやっていたなんて初耳。そのトムは、尾行してきた女性新聞記者と発展するか。
Episodebeschreibung シナリオ
億万長者で、優良企業ヴァンラート・テクノロジー(株)最高経営責任者ヒンリッヒ・ヴァンラートは、高速道路で誘拐された。犯人は身代金として1,000万ユーロを要求した。トムとゼミルは捜査を開始し、被害者の娘メリッサ・ヴァンラートを知る。この若い女性は3年前、自らも誘拐の被害者だった。トムとゼミルは捜査の過程ですぐに手掛かりを見つけた。それは誘拐を実行した自動車整備工だ。ほぼ同じ頃、警部の2人は、メリッサとボーイフレンドのゲラルド・ロートが、司法刑務所に拘留されているカール・ホフマンを訪ねていたことをつかむ。ホフマンは当時、メリッサを誘拐した犯人だった。刑務所への訪問にどのような意味があるのか。メリッサは、心に残る誘拐されたトラウマを克服するため、あのときの誘拐犯と対面してみたかったと、トムとゼミルに説明した。でもそれは真実ではない。メリッサとホフマンはぐるだ。二人はヒンリッヒ・ヴァンラート最高経営責任者の誘拐を通じて、株式市場でひと儲けをたくらんでいる。彼女の人格は会社の隆盛にゆがめられた。ヒンリッヒ・ヴァンラート最高経営責任者が死去すればメリッサとホフマンは大金持ちになれる。
(独RTL放送のサイト「RTLnow」を参考にしました)
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ラルフ・ディットリッヒ(ヒンリッヒ・ヴァンラート)、ロレッタ・プフラウム(メリッサ・ヴァンラート)、ヨルグ・ポーゼ(カール・ホフマン)、ギウリオ・リチアレリィ(ゲラルド・ロート)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象 2007.8.11
今回は、スポーツカー、RV車と車種が豊富で、楽しませてくれますね。
DVDで日本語版を見た印象 2013.1.3
ドイツ語版を見た印象は、たった1行しか書いていません。時間がなかったのか、書き出せるほど理解できなかったのか。この回のみならず、その前後の回もあまり印象を書いていないので、たぶん後者でしょう。と、言うことはだいぶ成長したな~(勝手な自己満足でスミマセン)。
上のシナリオは、参考にしたRTLnowにそこまで書いてあったので同じように書いていますが、ネタバレではと心配になります。これで、本筋の事件は見る前からある程度分かるので、今回の本当の本筋ネタはトムの身辺に起こることでしょうか。これは番組でお楽しみ下さい。それでは印象を1.カーアクション、2.本筋の事件、3.コブラ11の日常、4.ロケ地探訪、5.今回のドイツ語の五つに分けて書いてみます。
1.カーアクション
●冒頭は高速540号線(ロケ地探訪1>高速540号線で紹介)を繰り返し往復しながら撮影しているもよう。タンクがゴロゴロ転がりながら、乗用車を押しつぶすシーンは壮観。
アイデアだけで済ませるのではなく、それを実際に番組に活かすパワーは凄い。実物のタンクローリーを観察すると、台車にしっかり固定されているし、注入口やステップなどの出っ張りなどもあるため、転がる可能性はゼロ。一方番組に戻って観察すると、タンクは転がりやすいように出っ張りが全くない特注品のようだし、あんな大きなものを左右にぶれることなく道路に沿って、車を「予定通りに」つぶしながら転がすことは大変でしょう。番組を盛り上げるために何でもやるスタッフに頭が下がります。
●中盤は空き工場で。犯人の車が爆発しながら飛び上がり、ゼミルのBMWに当たって落ちます。ゼミルらとは合成画像のような感じがしますが、決定的証拠はつかみきれません。
●クライマックスは、未舗装の荒れ野を爆走。アレレ、いつの間にかオフロードに強い車がそろっていました。犯人が乗る黒のいすゞ・ミュー(注)、手下の狙撃犯が乗る黒のランド・ローバー、コブラ11が乗るトヨタ・ランドクルーザー。最後は池ポチャで寒そうでした。この番組のゲスト出演者は女優だろうがなんだろうが覚悟が必要ですね。
注:車種については自信がありません。間違っていたらアドバイスをお願いします。
Ferrari 360 F1 Spyder
Originally from wikipedia
●メリッサ・ヴァンラートが乗る黄色いフェラーリF360スパイダー。さすが大企業家の令嬢が乗る車。な、なんとこちらのサイト(※、独語)を見ると30分129ユーロ(約15,000円)でレンタル可能。車両本体価格は2,000万円前後。私みたいな貧乏人でも30分なら借られそうでが、運転技能が付いていかないから所詮猫に小判みたい。
中盤、ゼミルが証拠品押収のために、BMWをフェラーリにぶつけるシーンがあります(実際にぶつかる映像はなく、雰囲気だけ)。犯人を捕まえるための正義感からとはいえ、大胆な行動でした。
Chrysler Crossfire
Originally from wikipedia
●専門誌の女性記者ヤニーネ・ヴィンター(Janine Winter)が乗る車はクライスラー・クロスファイアーWiki(※、日本語)によれば、メルセデス・ベンツSLKクラスがベースのドイツ製。車両本体価格は500万円程度なので、会社員が乗っていたとしてあり得る話。
ここまでは、貧弱な語学力でも画面を見ていれば書けるレベルですが、今回はここからが大変。日本語版に感謝いたします。
2.本筋の事件
上のシナリオが詳しいし、見ていれば犯人は分かりますが、今回は会社の株がからむので女性記者ヴィンターが丁寧に解説してくれます。それでもいつも以上に犯人の動機がわかりずらく、独語版では全くお手上げ。日本語版のありがたさを感じます。
●メリッサ・ヴァンラート役ロレッタ・プフラウムLoretta Pflaum
聡明かつ冷徹な女性を上手に演じていました。日本語版を見ても父との確執がイマイチ分からないですね。なぜ父は娘に会社を譲ろうとしなかったのか。ヒントは冒頭の父の言葉にあるような気がします。経営コンサルタントの報告書を見て従業員を大切にするような感想を述べているし、車も手堅い。父と娘で経営方針が違ったらしい。
●女性記者ヤニーネ・ヴィンター役ザンナ・エングルンドSanna Englund
214話ではベンもこの人と恋に落ちました。長身で素敵な女優さん。第210話で紹介したZDF放送のNotruf Hafenkanteで長年レギュラー出演しているので、ドイツでは名の売れた方らしい。
男性のゲスト出演陣で、手下の狙撃犯の二人はこの番組で馴染みの顔。中盤、自動車販売店から逃げた男ミヒャエル・ザイツを演じたダニエル・ヴィーマーDaniel Wiemerは、署の取調室で見せる不安げな表情などうまいな~。出番は少なかったけど、出演作品が多数あるのでまだ若いのにいろんな役を演じきれるベテランらしい。
●ヴァンラートのお屋敷の前に止まっていたTV中継車やテレビ放送の画面に映っていた「n-tv」は私が書くまでもなく当然「日本テレビ」などではなく、Wide.de(※、独語)によればはRTLグループのニュース専門局。
3.コブラの日常
この二人の会話は、本物の「生きたドイツ語」なので、聞き取りのレベルが高く、いつも苦労します。それは置いといて、今回はトムの動向が焦点の一つ。トムが女性記者ヴィンターを見つめる表情の優しさ。一目惚れですね。トム役レネ・シュタインケの演技力には脱帽です。
4.ロケ地探訪
ヴァンラートのお屋敷は、舞台背景>スパイ・エンジェル フルスピード第1話・重要な証人(Staffel1 Folge1 Der Kronzeuge)の娼館と同じ建物。ホテルかなにかでしょうか。
中盤の自動車販売会社は見つけきれませんでした。「Maserati」や「Ferrari」の看板が一瞬写るので、今回の協力会社のようですが。今回は場所の特定ができず悔しい。
ちょっと待った!一つだけ分かりました。「オッセンドルフ刑務所」は、ケルンの北西にある正式にはケルン刑務所(Justizvollzugsanstalt Köln)。地名をとって通称オッセンドルフ(Ossendorf)と呼ばれているらしい。場所は簡単に特定できましたが、さすがにここの「ロケ地探訪」には行きたくないですね。
5.今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
この番組は、麻薬、銀行強盗、自動車窃盗、誘拐などがテーマとなることが多いですが、今回は、会社の株が絡むので、聞き慣れない単語が出てきてわかりにくいですね。番組に出てきた語彙を書き出してみます。
der Unternehmensberater 企業コンサルタント 冒頭、父ヒンリッヒ・ヴァンラートが口にします。Unternehmen(企業)・s・berater(コンサルタント)と、二つの単語が合体しています。だから元々の単語を知っていれば、想像がつきます。
die Aktie 株 (番組ではAktienと複数形で話されています)。
die Stiftung 財団法人
中盤、メリッサ・ヴァンラートが黄色のフェラーリで身代金を持って行きます。それを警察のヘリ、赤チーム(Team Rot)と青チーム(Team Blau)が上空から見守ります。
日本語版は最初字幕を消して原語だけで1~2回見た後、日本語字幕を表示して見ました。原語だけでは赤チームが「ティーモート」としか聞こえなくて、いったい何だろうと思いました。日本語字幕を見て「チーム・ロート」かと納得しつつ、いつまでも初心者だなと意気消沈。それと最新回を「RTLnow」で見るときは、貧弱でも自分の語学力だけが頼りなので、食らいついて真剣に見ますが、日本語版だと、原語だけで見るとは言っても、いずれ日本語字幕で分かるからと、聞き取りが甘くなっちゃいます。まあ趣味のドイツ語なので、その程度ののんびりさでぼちぼちやるのが長続きの秘訣だ、と勝手に納得しています。ただあんまりのんびりしていると、目標に達する前に成仏しそう。
管理人の独り言
この第10シーズンは2012年7月に第139話を見て以来半年ぶり。たった半年?と言う感じですが、懐かしい。ゼミルとトムのコンビ、エンゲルハート隊長。冒頭の「Ihr Revier ist die Autobahn. Ihr Tempo ist mörderisch.・・・」で始まる少々怖い声質のイントロダクション。 11年近く前に初めてこの番組を知った時の衝撃が脳裏に焼き付いているようです。
話は全く変わりますが、年末年始にネットを見ていておもしろかったWikiページビューのランキング記事を紹介します。出展はGigazine(※、日本語)。日本のランキングの一位が「AV女優一覧」だった事にはコメントしません(笑い)。ドイツのランキングを見てみましょう。記事をそのまま記載します。
◆ドイツ語版 トップ10
第1位:Sackgasse (クルドサック、袋小路のこと)
第2位:Deutschland (ドイツ)
第3位:Nekrolog 2012 (2012年の訃報)
第4位:How I Met Your Mother (アメリカのコメディドラマ「ママと恋に落ちるまで」)
第5位:The Big Bang Theory (アメリカのコメディドラマ「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」)
第6位:Fußball-Europameisterschaft 2012 (UEFA EURO 2012)
第7位:G (アルファベット)
第8位:Two and a Half Men (アメリカのコメディドラマ「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」)
第9位:Game of Thrones (アメリカのドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」)
第10位:Facebook
ドイツ人は、アメリカ・ドラマが好きですね。知らないドラマばっかりだったのでどんなドラマかWikiで検索してみました。第9位のGame of Thronesは、ドイツでも2011年11月からTNTで放送。日本では2013年1月からスター・チャンネルで放送されるらしい。私もドイツ・ドラマにはまる前はアメリカ・ドラマを結構見ていたので、もしドイツ・ドラマと縁がなければいずれかを見ていたかも。
第1位と第7位は意味不明なので調べてみました。
第1位のSackgasseは「Kohle führt in eine klimapolitische Sackgasse(石炭は気候政策の行き詰まりをもたらす)」 のスローガンに代表される市民運動(原子力発電を全廃し再生可能エネルギーに向かうも、それだけでは寒波が来たりすると電力が足りず大停電を起こす恐れがあるため、ドイツで資源豊富な石炭火力発電を増やそうという政策に反対する運動)のプラカードに行き止まりの交通標識が使われています。確証は得られませんが、ドイツ人は環境問題に敏感なのでこれでしょうか。
第7位のGは何でしょうね。「Google」「Germany」とかでしょうか。ドイツ語限定で「G」を検索すると、メルセデス・ベンツのGクラス(Geländewagen[ゲレンデヴァーゲン])やBMWチューナーブランドG-POWERなどがヒットします。車好きなドイツ人だからこのあたりでしょうか。
愉快だったのは、2番目にヒットしたYouTubeの
Heinz Erhardt - Theaterstück mit G(※、独語。ハインツ・エルハルト[20世紀に活躍した芸能人]の「G」という出し物)。Gで始まる単語だけで、共演者と会話を成立させます。私の貧弱なドイツ語でも結構笑えました。
4位はSexualforschung - Italiener wollen G-Punkt-test entwickelt haben.(性科学-イタリア人はGポイントのテストを開発した)がヒット。内容は場違いだし、というのは建前。本当は掘り下げたいところですが、タイトルだけでおおよそ想像がつくと思いますので解説しませんがひとつだけ、実はGスポット(Gräfenberg spot:G-spot)とはドイツのエルンスト・グレフェンベルク(Ernst Gräfenberg)にちなんで命名されたらしく、これもドイツ起源だったんですね。
新年早々、最後は全くの駄文にもかかわらず最後までお読みいただきありがとうございました。2013.1.3最終更新。
ansehen 見る
RTLnowで見る ドイツ版DVD 日本版DVD
 
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介