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アウトバーンコップ 第二チーム
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アラーム・フォー・コブラ スピン・オフ 邦版第6話 収集家の欲望
第二チーム 第6話 Eiskalte Gier(直訳:氷のように冷たい欲望)
フランクとスザンナは、国宝級の芸術品の盗難事件を突きとめた。二人の捜査を保険会社の捜査官マシュー・ゴードンが支援する。マシューは、コスモポリンタンとして魅力を振りまき、ユーモアとエスプリでスザンナをアッと言う間にとりこにする。フランクは面白くない。捜査は芸術の世界へ。フランクは自分にとって場違いだと感じる。美術商ザカリアスが、悪人ファイトに絵画窃盗を依頼したことがわかった。ファイトは、ザカリアスと古い付き合いで、絵画のうまい儲け話に乗っかった。そして盗難品の絵画を買ったピカロ収集家ラルフ・ローレンツとマルゴ収集家アキラ・クズミの二人が突然、他殺体で見つかる。絵画はどこへ。捜査は進む。ファイトだけでなく、第三の男が絵画の盗難に関わっていると、フランクは知る。信じられない疑念が浮かぶ。マシュー・ゴードンは実のところ、絵画泥棒なのか。
(http://www.cinefacts.de/tv/45448/07/alarm_fuer_cobra_11_einsatz_fuer_team_2_season_1を参考しにました)2008.9.25掲載、2009.2.12一部修正
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●ディーター・バッハ(マシュー・ゴードン)、トーマス・モリス(ユルゲン・ファイト)、アレクサンダー・ホェールベ(ザカリアス美術商)、ホルガー・ドエルマン
Eindruck 印象
見所は、スザンナ、フランク、ゴードンの三角関係。冒頭、スザンナとゴードンが出会うシーンは、ご丁寧にも有名なオールディーズの音楽に乗せて、そこまでやるかと分かりやすい演出。フランクのヤキモチは随所で見え見え。でもどうしてスザンナはゴードンを拒むのか、鈍感な私はわかりません。表面では、フランクに気がない振りをしながら、内心気があるんでしょうね。鋭い女性の皆さんいかがですか。
で、出来はどうかと言うと、アッと驚くシナリオも用意され楽しめるのですが、出演者が多すぎ一度見ただけではよく分かりませんでした。
シナリオの補足
今回は出演者が多くて、頭が混乱します。それで出演者を整理してみました。
ユルゲン・ファイト、フンケ、ロビの強盗3人組は、絵画運搬車を襲う。ロビは射殺される。
残された強盗二人は、依頼主のザカリアス美術商のところへ。美術商の顔を水槽につけて、買い手の名前を聞き出す。買い手の一人はピカロ収集家ラルフ・ローレンツだ。
連邦国境警備隊ロスヴィータのところへ立ち寄ったスザンナ、フランクが署へ帰ると、保険会社のマシュー・ゴードンが来ていた。3人で捜査チームを作り、所有者グレフィン・ベルンスドルフのところへ。的を一発で射抜いたフランクに驚いたグレフィンは、ザカリアス美術商ピカロ収集家ラルフ・ローレンツの名前を白状する。捜査チームはピカロ収集家ラルフ・ローレンツのところへ。ローレンツは事件への関与を否定する。
翌朝、ローレンツは死体で見つかる。絵も金も無かった。捜査チーム3人はザカリアス美術商のところへ。ザカリアスフンケは車で逃走。クラシュした車からザカリアスは逃げ、フンケマルゴ収集家アキラ・クズミの名前を白状した後、撃ち殺される。その後、ホテルの一室でアキラ・クズミも死体で見つかる。最後に残されたボネ収集家ファン・エンデルトも危ない…。
連邦国境警備隊ロスヴィータ
ピーンと張りつめた空気に、スザンナでなくともビビッちゃいます。日本のドラマでこんな演出をすれば滑稽にしか見えませんが、ルールを重んじるドイツ人らしい対応で、不思議と納得して見ていました。でも、署へやってきたロスヴィータは全く別人でしたね。とても同一人物とは思えない。
ところで、アキラ・クズミが登場するときのテーマソングは二胡が奏でていたようで、中国人のイメージですよね。毎度笑ってみるしかないですね。
美術館
冒頭、マシューが「マドリードのプラド美術館の近くに住んでいる」と言うと、スザンナが「マドリードで育ったの。大好きなエリアよ」と答えます。確かにフランクの柄じゃないですね。フランクに疎外感を持たせるようなストーリーをわざわざ考えたのではと勘ぐっちゃいます。
さて旅行となれば、にわか美術愛好家になって美術館巡りは欠かせません。私も多くの美術館を巡りました。美術に興味のある方にとっては小学生が書くような内容だと思いますが、印象に残っているふたつを書かせてください。
ハンブルク美術館(Hamburger Kunsthalle)
館内は、週末の早朝でガランとしていました。何気なく足を止めた大きな一枚の絵は何とピカソの絵でした。有名な美術館や、日本で展示されていたら黒山の人だかりで、絵を見るより人を見る感じになってしまう(逆に言えば見逃せない絵なんだと気づく)のですが、ここでは手が届くところにある絵を独り占めして暫く眺めていました(逆言えば、気づかずに通り過ぎてしまいそう)。
ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)
ゴッホ美術館だから、ゴッホの作品が展示されているのは当然なんですが、日本の浮世絵も展示されていて、ゴッホが浮世絵に傾倒していたことに驚き、まさかオランダの首都アムステルダムに来てまで、浮世絵を見るとは夢にも思わなかったので、今でも印象に残っています。この美術館だけでなく、大きな美術館には東洋美術の展示室があって、日本の国宝級と思われる美術品をヨーロッパで見ることが出来ます。ただ添付してある解説文がさっぱり理解できなかったので、凄い物みたいだけど実のところよく分かりませんでした。じゃ、日本の美術館ならどうなのかと言うと、その時は説明文を読んで凄いんだな~と思うけど、すぐに忘れてしまって、豚に真珠と同じ。フランクと同じレベルだと、我ながら情けない。2009.2.12
絵はがき 路上の芸術家
写真1 美術館の売店で、印象に残った絵の絵はがきを買い求め、ファイリングしたもの。右上がハンブルク美術館のピカソの絵。左上がゴッホ美術館のゴッホ自画像。 写真2 路上の芸術家:ドイツとの国境沿いにあるスイスの都市バーゼルで。旅行された方ならあちこちでご覧になったことと思います。砂上の楼閣のごとく、短命に終わる絵に丹精込めるエネルギーはすごい。
  カメラ目線
冒頭フランクが隊長室を出ようとすると呼び止められ、こちらを見ます。珍しいシーンですね。スザンネはゴードンと意気揚々と出ていったのに、損な役回りだと視聴者の同情を買っているみたい。もうひとつカメラ目線では無いのですが、ピカロ収集家ラルフ・ローレンツ宅に入った宅配業者が振り向いて目に留めます。視線の先にあるものが気になるな~。次のシーンで、壁にかかっている絵ですかね。
アクションシーン
何も考えずド派手なアクションをお楽しみ下さい。今回のコメントは粗捜しなので、番組をご覧になってからお読み下さい。
冒頭のアクションシーンで、犯人らが後部ドアを爆弾で破壊します。でもその前の爆発シーンでドアは壊れているで、今更壊さなくても…。
中盤、犯人の車のルーフにフランクがしがみついてのアクションシーン。普通のスピードで見ても、スタントマンがやっているのが分かって興ざめ。
クライマックスはお約束のジャガー。追いかけるスザンナらの車が、丸太を乗せたトレーラーの下に潜り込みます。丸太が気になりました。丸太は産地で板材や角材に加工して出荷するのが一般的なので、消費地でしかも山がないノルトライン=ヴェストファーレン州で、原木の丸太を調達するだけでも大変だったはず。視聴者を楽しませるため、アクションコンセプト社は頑張りますね~。
Wollen wir uns duzen?(Du[ファーストネーム]で呼び合おうよ。ドイツ語学習者向け記事)
と聞こえたのですが、ヒヤリングに自信はありません。
中盤、車でホテルまで送ってもらったゴードンがスザンナに呼びかける言葉です。日本語版では「スザンナと呼んでも?」となっていました。確かに「Duで呼び合おうよ。」では、日本人に分からないですよね。日本語版を作るときのご苦労を感じます。その後、
スザンナ:gerne(喜んで)
ゴードン:Hättest du vielleicht・・・(もし差し支えなければ・・・) これもよく使う丁寧な言い回し。Duで呼び合う間柄になっても、ゴードンは紳士的ですね(それがワナなんですが)。
その後、スザンナがアンドレアに連絡を取るシーンで「マシュー」と言いかけて、「ゴードン」と言い直します。スザンナは完全にゴードン、いやいやマシューに首っ丈!
2009.2.15
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介