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アウトバーンコップ
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アウトバーン・スピード Speed1 偽りのシグナル
第7シーズン 第95話 Falsche Signale(直訳:偽りの信号)
大通りの交差点で、突然、全方向の信号が青になり、多数の衝突が起こった。ヤンとゼミルが事故現場に到着すると、ヤンの携帯が鳴った。相手はシュタインと名乗る男。シュタインはヤンをもてあそび、別の交差点を指示する。ヤンがそこへ到着すると、事故は既に起こっていた。シュタインは信号システムを操ることができ、ヤンに恨みがあるようだ。 しかしこれは陽動作戦に過ぎなかった。
警官らが事故処理に追われている頃、シュタインは警察署からヘロインを盗み出そうとしていた…。
(www.episodeworld.com及びwww.cobra-action.deを参考しにました)2007.2.18
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●トーマス・アンツェンホファー(シュタイン)、カイ・イボ・バウリッツ(ベンガー)、マライケ・フェル(アンゲラ)、ゲオルグ・プランク(ペーターゼン)
シュタインことトーマス・アンツェンホファーは、同じアクションコンセプト社製作の「ザ・クラウン」では、ヘリを飛ばす主人公。
Eindruck 印象
DVDで日本語版を見た印象 2007.6.17
単発のテレビムービーを除いて、第3シーズンのコブラシリーズ以来、久しぶりのシリーズものなので、見る方は浦島太郎状態です。カークラシュは健在ですね。
ケータイ禁止
アラームシリーズやコブラシリーズでは、主人公である刑事が運転中にケータイで連絡していました。同シリーズが日本で公開された当時、日本では既に運転中の携帯電話が禁止されていたため、見ている私達には違和感がありましたね。
ドイツでは、2001年2月1日から運転中の携帯電話が禁止されたため、2003年9月に放送されたこの番組では、運転中の携帯電話禁止をアピールしています。そしてゼミルもフリートーク機能で連絡。
サイレンは鳴らさない?
ゼミルとヤンが覆面パトで緊急出動するとき、青色回転灯をルーフにあげます(ドイツのパトは赤色回転灯ではなく、青色回転灯)。でもサイレンは聞こえないですね。ドイツでは、青色回転灯を出していても、サイレンは混雑した場所や交差点などで必要がなければ鳴らさないそうです。でも、コブラ11がサイレンを鳴らすシーンは見たことが無いので、必要があってもコブラ11はサイレンを鳴らさない?
(2007.9.29補足、第1話で鳴らすシーンがありました)。
シュッテ金属工業
DVDを再生して17分目頃、パソコンに向かうベンガーが社名板「Schuette & Co Metallwerke(シュッテ金属工業)」を目にして、フランクフルト通りの信号を誤操作させます。交差点で出会い頭にクラシュする車の数々。その中の一台が標識とタクシーに激突。標識には「Schuette & Co Metallwerke(シュッテ金属工業)」の社名が。一瞬のことで字幕を出す余裕も無いようです。このシーンの後の展開からシュッテ金属工業がフランクフルト通りのすぐそばにあることはわかるものの、外国ドラマの辛さか、日本語版では情報がひとつ飛んでしまうのが残念です。
ボヘミアン・クリスタル
罰金を取られる男が乗っていた車、フランクフルト通りのクラッシュで大破して、積み荷が道路に散乱。
この番組の特徴として、散乱する積み荷はビン類など割れ物が多いですね。今回は何でしょう。車のボディには「BOHEMIA Cristal(ボヘミアン クリスタル)」の文字。「ボヘミアン クリスタルとはなんぞや」を知らなくても、割れ物だと想像がつきますね。ボヘミアン・クリスタルは、チェコの重要な伝統工芸です。おみやげに買われた方も多いでしょう。やっぱりこの番組、割れ物がお好きなようで。でも、車もガラス工芸も、高価な品を粉々にして、もったいな~い。
Der Richter(裁判官)
番組冒頭、ヤンの携帯が鳴り犯人が言います。
" Ein Dichter sprach zu einem Richter: Wenn du nicht tust was ich befehle, spuerst du ein Messer an der Kehle."
「ある作家が裁判官に言ってたよ。『俺の命令に従わなければ、脅迫してやるぞ』とな。」
そして、番組終了間近、ヤンが取り押さえた犯人に向かって言います。
"Der Richter spricht zum Dichter: Und bist du noch so schlau, jetzt bring ich doch in den Bau!"
「裁判官は作家に言ってやる。『懲りない奴は、監獄送りだ。』とな。」

日本語吹替版・字幕版で見ていても、「ある作家(ディヒター)が裁判官(リヒター)に言ってたよ。」「裁判官は作家に言ってやる。」は訳されていません。訳さなくても番組展開に支障はないし、字幕ではとても表示できる時間がないので致し方ないでしょう。逆に訳を付けちゃうと、かえって説明が必要になってしまいます。
原語で聞くと、その訳されていない部分がとても気になってしまい、その説明を試みます。でも、私は技術屋でこの方面は疎いので、間違っていたらご指摘ください。メルアドは「管理人」のページにあります。
番組冒頭の犯人の言葉は過去形・不定冠詞なので、犯人自身の言葉ではなく、他人が言ったことを伝えるように言っています。ヤン・リヒターの名字「リヒター」は「裁判官」と言う意味なので、それにかけてありますね。リヒターの音に合わせて、「ディヒター(作家)」を選んだのでしょう。「ディヒター」に対する日本語訳はまず「詩人」が思い浮かびますが、「これから俺のシナリオで事を進めるんだ」とのニュアンスから「作家」と訳してみました。
番組終了間近のヤンが犯人に言う言葉は、冒頭の犯人の言葉に対するお返しですね。こちらは現在形・定冠詞なので、まさしく今、(裁判官の意味にかけて)ヤン・リヒター自身が目の前の「ディヒター(作家)」に言う言葉です。「ある作家が裁判官に言ってたよ。」は、格言のもじりかなと思って調べたり、ドイツ人に尋ねたりしましたが、わかりませんでした。ご存じの方がいらっしゃったら教えてください。
アウトバーンコップをカーアクション番組として楽しんでいらっしゃる方には、やたら細かいドイツ語の分析でゴメンナサイ。
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介