TOP
アウトライン
ニュース
番組ガイド
┗第308話
最新番組へ
番組一覧
出演者
舞台背景
インタビュー
Q&A
管理人
Links
IMDb
アウトバーンコップ
Back ひとつ前のエピソードへ戻ります Alarm für Cobra 11-Die Autobahnpolizei ひとつ先のエピソードへ進みます Next
第22シーズン 第308話 日本未公開
Unter Brüdern(意訳:兄弟だからこそ)
ゼミルの弟と甥が登場。中盤の火攻め、クライマックスの水上のアクションが見もの。
Episodebeschreibung シナリオ
ゼミルとパウルは、実業家ヴォルフガング・ハーゲンの襲撃に巻き込まれ、高速道路はめちゃくちゃになった。最後の瞬間、ゼミルは犯人のひとりを死の淵から救い出した。それはゼミルの弟ケマルだ。ケマルは、自己防衛のため悪徳金融業者トマシュ・クロヴァク一味の襲撃に参加することを余儀なくされた、と主張する。
しかしなぜクロヴァクは、太陽光システム・メーカーを標的にするのか。秘密に包まれた合い言葉「ゼファー」には、再生可能エネルギー以上の意味が込められている。誰若しくは何がゼファーで、なぜ犯罪者は殺しに向かうのか。
そしてゼミルにとって個人的な驚きが待っていた。父の存在を知らない婚外子がいることを18年間秘密にしていた、とケマルは告白する。
状況は一転。犯罪者が、もう一度非情な襲撃を実行するためにケマル親子を誘拐。コブラ11が「ゼファー」の狩りの背後にいる黒幕を見つけたときには、時既に遅し・・・。(www.rtl.deを参考にしました)2017.12.2掲載
Darsteller 出演
ゲスト出演のみ紹介●レオナルド・ニグロ(ゼミルの弟ケマル・ゲーカーン)、ツォラン・ピンゲル(ゼミルの甥ミカ・ゲーカーン)、ヴィクトール・シェーフェ(悪徳金融業者トマシュ・クロヴァク)、トルステン・ニンデル(青少年センター・シュテフェン・ロート)、マルテ・ズンダーマン(ハッカー)、オリヴァー・ザウアー(実業家ヴォフルガング・ハーゲン)
Eindruck 印象
インターネットでドイツ語版を見た印象
1.アクションシーン
冒頭、車がクラシュするシーンは、スピード感が半端ない。この番組が始まった頃、車をジャンプさせることが主たるパターンでしたが、それからすると見事な進展。中盤は火攻め。クライマックスは水攻めと盛りだくさん。
2.シナリオの補足
今話の中心は、ゼミル、弟とその息子で、本筋の事件は、3人を盛り上げるためにあるみたい。
大筋は分かるものの、細かいディテールまでは聞き取れません。断片的に聞き取れる単語からの想像も含まれるので、間違っていたらゴメンナサイ。ドイツ語字幕版若しくは日本語版が欲しいな~。
●冒頭のアクションシーンの後、隊舎でゼミルが弟ケマルを責め立てます。:住まいは退去し、携帯も解約して、どこへ逃げてたんだ。
ケマル:逃げてないよ。キャンピングカーでギリシャ、トルコ、お袋などを訪ねた。お袋は寂しそうだった。
ゼミル:少なくとも誕生日とクリスマスには、お袋に電話している。ドイツではクリスマスに親に連絡する習慣なんだ。
激怒するゼミルに、ケマルは「休暇を取ったら。」
冷静を取り戻したゼミルは、運転免許証を全く別の番号で取り直せるから、とケマルに捜査協力を求めます。ケマルは、裏の仕事で動いた金50,000ユーロ(約660万円)を横領したらしい。
●ゼミルは隊長から「48時間だけよ。」の言葉を引き出し、ケマル、パウルと共に捜査に着手。
激怒からその後のケマルを説得するところまで、エルドゥアン・アタライの迫真の演技は職人芸ですね。
●ケマルが、悪徳金融業者一味をキャンピングカーに呼び出します。悪徳金融業者トマシュ・クロヴァクがケマルの胸ぐらをつかみ、壁の写真をはぎ取って「息子か。」と問います。傍受していたゼミルは驚いた様子。
●悪徳金融業が逃げた後、ケマルが説明:息子ミカは俺が死んだと思っている。ミカがどこに住んでいるか知らない。金は匿名で青少年センターに送り、ミカへ渡してもらったと。それで二人は青少年センターへ。
●ゼミルが運転する車中でケマルが説明:息子ミカが6才の時に母ヨハナは亡くなった。ヨハナとはミカが生まれてすぐ別れた。金はミカ18才の誕生日に送ってもらった。
●再会を果たしたケマル親子は、ゼミルの家へ。ゲーカーン家の娘アイダが出迎えます。
このときのアイダを演じるアミラ・ポールマンの心配そうで困ったような微妙な表情が素晴らしい。本人の努力もあると思いますが、きっと父ゼミル役エルドゥアン・アタライの演技指導もあることでしょう。
●本筋の事件:実業家ヴォフルガング・ハーゲンは、表向きの仕事の他に、裏の武器製造のビジネスもやっていた。武器製造の試験で人身事故があり、人生をめちゃくちゃにされた男の復讐。
3.ゲスト出演
ケマルは兄?弟?
上のシナリオでは、兄ケマルと書かれています。またKapitel 1の11分18秒頃パウルが「兄」と言いますが、悲しいかな私の語学力ではそれがゼミルを指しているのか、ケマルを指しているのか分かりません。一方、ケマルを演じている俳優レオナルド・ニグロの実年齢は、エルドゥアン・アタライより年下だし、第203話で鍵屋で弟のケマル(別の俳優が演じている)が出ているので「弟」としました。
ところで、ケマル親子は、18年間一度も会ってないのに雰囲気が似てますね。
4.コブラの日常
●ケマル親子がゼミル宅で夕飯を共にします。ダナがスパゲッティを最初、マナーに従ってフォークでくるくると巻いて食べますが、その後は大胆でした。意外と日常はそうなのかな。
●シーンは変わって、パウルは隊舎で残業中。Saure Gruken塩漬けキュウリと青リンゴを食べています。パウルは青物が好きなのかな。私も塩漬けキュウリを食べたくなった。瓶詰めが日本で売ってありますが、やっぱり現地の市場の売り物が一番美味しい。
実は、今話で一番印象に残ったシーンは、このドイツを実感する夕食とパウルの残業でした。
5.ロケ地探訪
写真308-1 2011年春撮影
●ボンの研究所
冒頭の建物は、第301話でもロケ地だったボンの研究所Caesar (center of advanced european studies and research)。
●バーEm drügge Pitter Venloer Str. 416, 50825
ゼミル兄弟が、ミカの手掛かりを求めて青少年センターを訪ねます。車を停めた反対側に赤いテントの店がありました。公式サイト(※、独語)。番組製作スタッフお薦めの飲食店かな。注1
●Fringsstr. フリングス通り
ミカがテントを張って、船外機を修理している場所。右写真は下の⑧付近を拡大。左手の白いビルと右手の茶色いビルが、TV画面でも映っていました。航空写真で見ると、茶色いビルの奥にクレーンや人工地盤があり、そこがロケ場所らしい。
●Medien Hafen メディア・ハーバー
クライマックスは、ラインタワーが映るので、難易度ゼロ。デュッセルドルフの港湾地区。
写真308-2 2011年春撮影 写真308-3 2015年春撮影 ⑧付近
左:ロケ地探訪第五弾その2>52-1 メディアハーバー写真52-1-0を縮小して再掲。
右:クライマックスで、犯人らがゴムボートに、パウルが水上オートバイに乗り込む場所は、⑧付近。この写真でも水上オートバイが係留してあり、調べると、木陰の奥に水上オートバイ教習所があるようです。マリンスポーツは、四方が海に囲まれた日本と異なり、ドイツはウィンタースポーツの国なので、北海やバルト海沿岸を除いて、日本人が考える以上に敷居が高い印象。だから華麗に乗りこなすパウルは羨望の的でしょうね。
写真308-4 2015年春撮影 ⑦付近 写真308-5 2015年春撮影 ⑦上
左:⑦付近。この白いテントのような施設も2度ほど画面に映りました。
右:⑦の上付近にあるクレーンと高い岸壁。番組でもこのような場所が映ります。
6.今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
●Unter Brüdern 兄弟だからこそ
今回のタイトルを機械翻訳にかけると「兄弟の間」と出ます。辞書を引くと慣用句として「[仲間のよしみで]掛け値なしに、正直に言って、打ち明け話」とあります。日本語で血のつながりが無くても「おい、兄弟」と言いますが、ドイツ語でも同じ語感があり、番組でもいろいろな意味が込められていると感じます。それで悩んだあげく「兄弟だからこそ」としました。
●親族関係
いとこ(従兄弟)Cousin、(従姉妹)Kusine、おじOnkelおばTante、おいNeffe、めいNichteなど、あらためて復習しました。青字は番組で話されていました。
ところでドイツ語では兄と弟をひとくくりにBruder(英:brother)なのに、男女を分ける「いとこ」が特徴的ですね。
個人的には楽しめたので長い記事になりました。最後までお読み頂きありがとうございました。2017.12.9掲載
注1:2018年春、バーEm drügge Pitterの前まで行きました。ロケ地探訪第八弾その2>82-3 バーEm drügge Pitter。2018.7.1追記。
ansehen 見る
RTLnowで見る ドイツ版DVD 日本版DVD
 
番組ガイドへ戻ります ひとつ前のエピソードへ戻ります ひとつ先のエピソードへ進みます
番組ガイドへ もどる 次へ



Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介