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第18シーズン 第233話 日本未公開
Mentalist(直訳:メンタリスト)
オリバー・クインの正体は?高速警察隊がメンタリストに振り回される。
Episodebeschreibung シナリオ
ベンとゼミルはかつてのメンタリストで、手品と催眠術を使ってホテルの金庫を空っぽにしたオリバー・クインを追跡する。彼の大胆な計画には思わぬ落とし穴があった。戦利品の中に闇に包まれた組織が血眼になって探していた可搬型ハードディスクもあったのだ。
ハードディスクは凶悪な犯罪を実行する鍵だ。組織はそれを手に入れるためメンタリストを恐喝する。クインは組織の要求に応えるしかない。つまり組織はクインに盗みを働かせるため、よりによって少年を監視下に置いたのだ。まもなくベンとゼミルへやっかいな状況が怒濤のように押し寄せる。(www.rtl.deを参考にしました)2013.2.2掲載、2013.2.24一部修正。
Darsteller 出演
デビッド・オウ(オリバー・クイン)、エヴァ=マリア・グライン・フォン・フリーデル(アンケ・イェンセン)
Eindruck 印象
劇画的でおもしろい
この番組の良さは、荒唐無稽な劇画的な内容を実写でやってしまうところ。今回はこの番組らしい良さがよく出ていました。
●驚きはいくつもありましたが、一番の驚きはジェニーの覆面衣装。ホンの一瞬だったけど、ジェニー役カトリン・ヘスが以前大学生役でレギュラー出演していたVerbotene Liebeでも見せたことがなかった気合い十分な格好にのけぞりました。ただいくら賑わっている駅前広場とはいえ、あれじゃ目立っちゃうんじゃないかな~。それでいいんです、劇画だからね。
●エンディングではコブラ11が有名なハリウッド映画をイメージしたメイクアップと衣装。ここまで通常番組でやってくれるのかと驚き。準備には相当な時間がかかったはず。わずか1分半程度の映像にかける番組スタッフの意気込みには感心します。流れていた曲は「Drunken Sailer(※、Youtube)」という船乗りの労働歌でした。
1.アクションシーン
冒頭、ぶったまげる仕掛けを持ったシボレー・カプリス3代目。いろいろ飛び出すので驚き。
中盤、黄色いポルシェの上を車が超えるというサーカスまがいのアクション。以前はなんでこんな所にこんなジャンプ台みたいなものがあるの、という不自然な状況で「強引に車をジャンプさせる」といった、アクションシーンのための強引なカー・アクションでしたが、バリエーションが増えてますますアクション・シーンに磨きがかかってきました。この先どんな驚きを提供してくれるのかワクワクです。
サーカスは「Circus Roncalli(※、独語)」。エンディングにも大道芸人みたいな人が出てくるし、撮影協力しているようです。
2.本筋の事件
出演者は白黒はっきりしているし、犯人の動機も、獲物もわかりやすい。さらにハルトムートが示してくれるビデオ映像とネットの記事が参考になります。記事には概ね次のように書いてあります。
メンタリスト・クインのショーで事故-少年が失明
デュッセルドルフ。昨晩デンマークの手品師オリバー・クインのショーで重大事故。観客から選ばれた7歳の少年に花火が当った。失明した少年は、メンタリストとして知られたクインのトリックのアシスタントを務めた。

これでシナリオにある「かつてのメンタリスト」と「少年」の関係が読めてきます。事件をきっかけに、オリバー・クインは「メンタリスト」の看板を降ろしたらしい。
3.コブラの日常
ゼミルもベンもヒゲ面。オリバー・クインも、組織のリーダー二人も。右の画像はベルリンの目抜き通りクーダムで撮影。なぜみんなヒゲ面が似合うのかな~。私もヒゲが濃いけど、伸ばしても無精ヒゲにしかならず全くサマになりません。ヒゲを格好良く見せようと思うと、頭髪と同じで日々の手入れが欠かせないみたいですね。
4.今回のドイツ語(ドイツ語学習者向け記事)
番組がわかりやすいから聞き取りもしやすいのか、聞き取れるから番組もわかりやすいのか、鶏と卵の関係でよく分からないけど、私の学力レベルにあっていました。特にオリバー・クインが話す言葉は聞き取りやすかった。番組がおもしろいので何度見ても飽きないため、見るたびに聞き取れる単語が増えて、ジグゾーパズルがどんどん埋まっていく感じになり更に見たくなります。たとえば次に紹介する「ゲネラル・シュルッセル」「ビオラ・ローバイ」「フォァビン・テクノロジー」などを数回唱えて番組を見直すと、何度かこれらの単語が出てくることがわかります。私にとって最高の「ドイツ語学習教材」です。
Generalschlüssel マスター・キー これが今回のキーワード。マスター・キーって、ワンタイム・パスワードを形成するような電子的なものもあるんですね。
悪の組織はForbin Technologyの女性ビオラ・ローバイ(ホテルにチェックインした名前カトリン・ミュラーは偽名だった)と取引しようとして殺してしまい、金庫からマスターキーが入ったハードディスクを強奪しようとして、オリバー・クインに先を越されてしまいます。そのオリバー・クインもハードディスクを壊してしまい、少年を助けるためにForbin Technologyに協力を求めるも、拒否され万事休す。それでコブラ11らは「ミッション・インポッシブル」まがいの強行策に手を染めるわけです。隊長はお怒りでしたね。
Zaubertrick 手品 上のシナリオは、原文では・・・ehemaligen Mentalisten Oliver Quinn, der mit Hilfe seiner Zauber- und Hypnosetricks・・・と書いてあったので、Zauberを「霊能」と訳していましたが、番組の最後でオリバー・クインが手品を披露しているので、アレレと思い、原文を見直して後ろのtrickに続くことを見逃していたことに気づき、上のシナリオも書き換えました。アホぶりをさらすようでお恥ずかしい限りですが、趣味のドイツ語だと見逃してやって下さい。
Mentalist もちろん英語ですがIMDb(※)では「Der Mentalist」となっているため、そのまま英語を借用してOKのようです。ところで「The Mentalist」はアメリカCBSの刑事ドラマ。詳しくはWiki(※、日本語)で。その主人公パトリック・ジェーンが、オリバー・クインのモチーフになっているみたいだし、「オリバー・クイン(原文ではOliver Quinn)」は、DCコミック・グリーン・アローのタイトル及びヒーローの本名Oviver Queenがヒントでしょうか。
ロケ地探訪
今回は、ケルンを旅行した気分で十分楽しませていただきました。
●パート2の3分頃、オリバー・クインがボンラートのパトカーでケルン中央駅に乗り付けます。場所は駅舎を挟んで駅前広場の反対側Breslauer Platz。右は2年前の2011年春に撮影した写真です。このときはまだ工事中でした。番組を見ると地下鉄駅が完成したようなので、次回は確認に行ってみるぞ~
は~い。その地下鉄駅を探索してきました。ロケ地探訪第三弾その1>31-1 Breslauer Platz/Hbf [U] 地下鉄駅 ブレスラオアー広場/中央駅をご覧下さい。ケルンの玄関口にふさわしい地下鉄駅ができていました。この項2013.7.11追記。
●ケルン中央駅前広場 Bahnhofsvorplatz  パート3の1分50秒頃、ゼミルがハードディスクを入れた袋をゴミ箱に入れるシーン。駅の対面には世界遺産のケルン大聖堂があるので、ケルン観光に訪れると必ず通る場所だから、ご存じの方も多いと思います。
右の写真と同じ構図の映像も一瞬映りました。右の画像は、早朝なので人影はまばらです。
●パート3の9分40秒頃の中央銀行は第217話で紹介したGerling -Rundbau ゲーリング円形建物。
●クライマックスの港湾は、第226話で紹介したケルン港ニールだと思います。背後に映るタンクと発電所らしい建屋が目印。
他にも中盤の市街地でのカーチェイスなども丹念にチェックすると場所の特定は可能だと思いますが、今回は時間切れでした。スミマセン。
話は全く変わりますが、2013年2月18日、「ベルギーの空港で46億円のダイヤ強奪、犯行わずか5分」というニュースには、現実の世界でもあり得るのかと驚き。
・犯人は8人で、警察官の制服を着て覆面をかぶっていた。
・犯人が使った車のうち1台は、焼け焦げた状態で見つかった。
これって全くアウトバーン・コップの世界ですよね。コブラ11に犯人を見つけてもらわなくちゃ(笑い)
2013.2.24掲載、3.1最終更新。
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Seit 11.Feb.2003 Happiness裕之介