Eine Deutschlandreise 2016 ドイツ旅行 (1/4)
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Inhalt 目次
1 Sachsen ザクセン
2 Der Harz ハルツ山地
3 Am Rhein ライン河畔
4 Architektur 建築
Überblick 概要
●中部ドイツをレンタカーで周遊する13日間の一人旅
2016年春、ゴールデンウィークをはさみ単独で旅行しました。フランクフルトを出発し、反時計回りにチェコとの国境近くまで東進し、ハルツ山地などを回り、フランクフルトから帰国へ。
今回は、ドレスデン、マイセン、ライプツィヒなどメジャーな観光地も回りましたが、他はドイツの一般的な観光ルートから離れ、全く個人的な内容なので、観光案内としては役立ちませんので、悪しからず。
なお掲載写真は特記がない限り、自前で撮影。右の写真は例年以上に雪が多く残るブロッケン山頂、ハインリッヒ・ハイネの記念碑。
写真1-0-1
お断り
情報の多くはドイツ語のウェブサイトなどから直接仕入れています。固有名詞等、日本語の定訳と異なることがあるかもしれません。そのためできるだけドイツ語も併記しました。日本語→ドイツ語の並びは日本語訳が旅行ガイドやネットにあるもの。逆にドイツ語→日本語の並びは、日本語訳が見つからなかったので、私なりの日本語訳です。
趣味のドイツ語なので内容の正確さを保証できません。その程度の語学力だと見逃してください。
※印のリンクページは、別ウィンドウが開きこのサイトを離れます。
円表示は交換時のレート 約1ユーロ=125円で計算。
Reiseweg 行程
4/23 長崎~羽田①フランクフルト国際空港②シュパイアー1泊
4/24 ③ハイルブロン他④クルムバッハ1泊 
4/25-26 ⑤ザイフェン他⑥ドレスデン2泊 
4/27 ⑦ライプツィヒ⑧マグデブルク1泊 
4/28 ⑨アルフェルト⑩ゾーリンゲン1泊 
4/29
・30
⑪ザバブルク⑫ヴェルニゲローデ2泊
ターレ、ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山へ、ヴァルプルギスの夜
5/1・
2
⑬トレンデルブルク城⑭ケルン2泊
ドラマのロケ地探訪など
5/3-4 ⑮カールスルーエ1泊
①フランクフルト国際空港
5/5 羽田~福岡~長崎
青は経由地赤は宿泊地緑は観光地など ドイツ地図
全て自前で組み立てた手配旅行
航空会社は全日本空輸(ANA)。九州からだとアジアのハブ空港を経由して行く選択肢もありますが、乗り慣れてかつマイレージがたまる航空会社を選びました。
ドイツ国内はフランクフルトを出発してケルンまで約2,570kmをレンタカーで走行。そのため、この旅行記に出てくる「車」は、全て今回借りたレンタカーを指します。
宿は事前に日本からネットでホテルやアパートホテル(注)を予約
注:家具・電化製品付きのウィークリー・マンション感覚で、1泊単位で宿泊可。
1 Sachsen ザクセン
4月23日(土)朝、長崎空港を羽田へ向けANA便で出発。約1時間の乗り継ぎを経て、午前11時半羽田を発ち、フランクフルト到着は同日午後5時前。到着したらすぐにレンタカーでシュパイアーへ南下する予定。到着地シュパイアーの天候予報は薄曇り。予想最高気温13度、最低気温5度。九州の真冬並の気候です。
1-1 Bis Speyer シュパイアーまで
1-2 Rheinhotel Luxhof ラインホテル・ルックスホーフ
1-3 Hockenheimring ホッケンハイムリンク
1-4 Heilbronn ハイルブロン
1-5 Schwäbisch Hall シュヴェービッシュ・ハル
1-6 Kulmbach クルムバッハ
1-7 Hotel An der Eiche ホテル・アン・デア・アイヒェ
1-8 Bis Meissen マイセンまで
1-9 Hotel Am Terrassenufer ホテル・アム・テラッセンウーファ
1-10 Dresden ドレスデン
1-11 Nachwort あとがき
1-1 Bis Speyer シュパイアーまで
●旅立ちの長崎空港でいきなりトラブル
写真1-1-1 羽田空港国際線ターミナル 写真1-1-2 同左搭乗口
まずは旅行に出発する前、済ませるべき業務が山盛り。何とかこなして旅行当日の早朝。
写真1-1-3
長崎空港に到着して、チェックインカウンターに行くと、羽田空港で国際線乗り継ぎなので、カウンターの女性が国際線担当に代わりました。そしたら最初に対応した国内線担当の女性がわざわざカウンターの外に出てきて、預けるスーツケースをX線検査装置に通してくれ、手荷物カウンターで受付まで済ませ、素晴らしいサービス。
予定通り搭乗したものの、飛び立つ気配がありません。同姓同名の人がいて確認に手間取っているらしい。羽田空港での乗り継ぎ時間が1時間10分しかないので、不安になってソワソワしてきた頃、20分ほど遅れて飛び立ちました。
しっかり20分近く遅れて羽田空港国内線ターミナルに到着。飛行機を降りると、「到着」ではなく「国際線乗り継ぎ」の通路へ向かい、写真1-1-3の乗車券を使ってANA国際線乗り継ぎバス(国内線と国際線を乗り継ぐ旅客専用バス)に乗ります。
でも今日は残された乗り継ぎ時間が少ないせいか、ボーディングブリッジを過ぎたところに、女性の係員が待っていました。係員によれば、乗り継ぎバスより外周バス(国内線と国際線の両ターミナルを結ぶターミナル間無料連絡バスを係員らはそう呼ぶらしい)が便数も多く速いのでと、私ひとりのために、出口(バス乗り場)まで長い通路を案内してくれました。
国際線ターミナルに着くと、保安検査場前には長い列。事情を話して優先させてもらい、搭乗口に着くと搭乗が始まっていて、ぎりぎりセーフ。
乗ってしまえば快適なフライト。機内では4ヶ月前に公開されたばかりの「スターウォーズ/フォースの覚醒」やレオナルド・ディカプリオ主演のサバイバルドラマ「レヴェナント:蘇えりし者(2015)」を見ました。
フランクフルト国際空港到着は、予定の16時40分頃。入国審査は簡単に終わり、税関もフリーパス。
ドイツへ入国するとまずすることは、「ビールを飲む。」をぐっとこらえて、ATMでユーロを下ろすこと。そしてスマホのSIMを買い、空港ターミナル内のレンタカー営業所へ。
予約していたクラスでは、ベンツか○○(車種は忘れました。ドイツ車以外でした)。どれにすると聞かれて、そりゃベンツでしょう(写真は、翌日シュパイアーの宿で撮影)。
写真1-1-4 レンタカー
写真1-1-5 間違ったコース
写真1-1-6 高速5号線
18時前空港を出発。最初の目的地シュパイアーまでおよそ100km、1時間のドライブ。レンタカーはメルセデス・ベンツ・CLA180ステーションワゴン。レンタカーについて詳しくはロケ地探訪第六弾>61-6 をご覧ください。
空港からの走り出しは、慣れない車、右側通行、空港周辺の複雑な道路のせいでアップアップ。ナビの音声が頭に入ってきません。走り出しのウロウロは毎年の事なので想定の範囲。写真1-1-5の青線が本来のコース。西側(左)の空港から南へ向かいます。ドライブレコーダーの記録を見ると、いきなり空港の出口で間違えて、赤線を走って本来のコースにたどり着きました。ロス時間はおよそ9分。これくらいで済めばOK。30分も走れば、自分の車、走り慣れた道になります。
本来のコースに戻ってからは、高性能な車と相まって素晴らしく快調。長崎の高速道路と比べると1ランクも2ランクも上。九州自動車道の久留米~太宰府間の片側3車線の交通量を1/2以下にして、速度無制限で走っていいよといった感じかな。そんな超高規格道路が100km単位で延々と続きます。
30分ほど走って、サービスエリアで休憩。売店でとりあえずペットボトルの水だけは買っておこうとしたら、レジで「水だけ? 他は買わないのか。」と嫌みを言われちゃいました。「ゴメンナサイ、今は水だけ。」と答えつつ、「なぜ客の私が謝らないといけないの。」と思ったけど、ここはドイツだった!
予定通り19時にホテルに到着。長崎の我が家を出て20時間の旅でした。
1-2 Rheinhotel Luxhof ラインホテル・ルックスホーフ
●ドライブインみたいなビジネス・ホテル
写真1-2-1 ラインホテル・ルックスホーフ
シュパイアーの市街地からライン川を渡って直ぐの所にある宿。ズバリ、ここは郊外のドライブインみたいな普通のビジネスホテル。回りには民家が数軒のみで、広大な農地・雑木林が広がっています。民家風の宿の前には観光バスも停まっています。運転手さんの定宿でしょうか。
写真1-2-2 客室 写真1-2-3 客室
予約はスタンダード・シングルルームでしたが、通された部屋は広めのツイン。当然ひとりです(笑い)。朝食付き73ユーロ(9,100円)。
写真1-2-4 レストラン 写真1-2-5 夕食
宿を予約する際に郊外の一軒家であることはチェック済みでしたが、来てみたら本当に回りには何もないので、夕食は宿のレストランで決まり。
注文したのはGemischter Salat mit Hähnchenbrust Pecorino, Honig-Senfdressing(ミックスサラダ、鳥の胸肉、ペコリーノ添え、甘辛ドレッシング
ペコリーノは、羊乳から作るイタリアのチーズ。塩気が強くビールに合います。
コンビニにある鳥のささみを網焼きすれば、料理下手な私でも味はともかく似たものが作れそう。
写真1-2-6 生ビール 写真1-2-7 ワイン
さてビールは当然 vom Fass(生ビール、樽出し)。
ここにあったのは「Dachsenfranz Waldpils。」 ここから東に40km程の所にある醸造所の地ビール。すっきりした味わいのピルスナーでした。
飲んべえがこの一杯で足りるわけが無く、メニューにワインも数種類あったので、お薦めの辛口の白をお店の人に選んでもらったら、出てきたのはこれ「カベルネ・ブラン・オーガニックCabernet blanc Bio」。ドイツではあまり聞かない品種なので、ネットで調べたところ1991年に品種改良で生み出された新種。名前からしてフランス原産みたいですが、ここから西へ20km程の所にあるWeingut Mohr-Guttingの「ドイツ産ワイン」。私好みの辛口ワインでした。
飲み食いして、やっとドイツに来た気分。健康で休みが取れて、こうやってドイツで休暇を過ごせることに感謝した一瞬でした。お休みなさい。
写真1-2-8 【世界遺産】シュパイアー大聖堂 写真1-2-9 シュパイアーの朝日
翌朝、朝飯前に宿の回りを散歩しました。快晴で気温2度。長崎で寒波が来たくらいの気候ですが、毎日徒歩通勤しているのでおかまいなし。宿のすぐ西側にライン川を渡る橋があり、橋を渡って対岸にあるシュパイアーの旧市街地まで行くことにしました。
左:ライン川に架かる橋を渡りかけた頃、正面には朝日に輝くシュパイアー大聖堂。
右:振り返ると地平線の彼方に朝日が。時刻は6時20分頃。旅の醍醐味を感じる非日常の景色に感動が高まります。シュパイアーへ来たのは35年ぶり2回目。シュパイアー大聖堂は【世界遺産】なので、訪れる観光客は多いと思いますが、鉄道駅は対角線上の反対側にあるので、この構図で写真を撮る日本人なんて滅多になさそう。
写真1-2-10 シュパイアー技術博物館 写真1-2-11 ライン川を航行する貨物船
写真1-2-12 橋の案内板
左:橋を渡るとシュパイアー技術博物館があります。実はこの博物館に行きたいとかねがね願っていました。ただここを見たら次の目的地への到着が遅くなります。それで12日後にはドイツを一回りして、またこの付近へ戻ってくるので、帰国前に出直すことにしましたが・・・。結局入館できずじまい。事の顛末は旅行記の最後に。この写真を撮って宿へ戻ります。
右:サイドカーならぬ、サイドに船台を付けた貨物船がライン川を航行。こんな組み合わせもありかと、来る度にカルチャーショック。
写真1-2-13 朝食会場 写真1-2-14 朝食
宿へ戻り、朝食は、ドイツでは典型的な質素なビュッフェ。宿泊料の内訳を見ると朝食は7ユーロ(875円)。パンがおいしく、お昼の分までしっかり食べました。朝食会場で客層を見ると、ホワイトカラーとブルーカラーのローカルなビジネスマンがメイン。当然東洋人は私だけ。まさしく私がもくろむメジャーな観光地を避けてドイツらしいドイツを、ビールとワインを飲みながら堪能する旅の始まりです。
1-3 Hockenheimring ホッケンハイムリンク
●サーキット場の雰囲気を感じる
写真1-3-1 一般道 写真1-3-2
旅行2日目はシュパイアーを出発し、ホッケンハイムリンク、ハイルブロン、シュヴェービッシュ・ハルを経由して、古城と地ビールの町クルムバッハまで約360kmのドライブ。到着地に近いバイロイトの天候予報は薄曇り。予想最高気温3度、最低気温-2度で、長崎に到来する寒波をもう一段厳しくしたような気候。こんな寒さが4月末にあろうとは、寒さには慣れているドイツ人も驚いているようです。
最初の目的地ホッケンハイムリンクまでは約10km、15分。出発時はドライブに申し分ない快晴。日曜日の朝なので道路はスカスカで、あまりにも気持ちのよいドライブ。
ホッケンハイムリンクにはちょっと立ち寄っただけでしたが、7月にあるF1の看板が掲げてあったり、場内のコースからは爆音が聞こえたり、レーシング場の雰囲気ムンムン
写真1-3-3 モーター・スポーツ・ミュージアム 写真1-3-4 ポルシェ13台の車列
左:敷地内にはモーター・スポーツ・ミュージアムもありますが、先を急ぐので今回はパス。
右:さて次へ移動しようかと車を動かそうとしたその瞬間、ポルシェの車列がそばを通り過ぎました。数えたら13台。こんなにまとまった数のポルシェを見たのは初めて。
ホッケンハイムリンクの後ハイルブロンに寄ります。ハイルブロンまで約70km、1時間ほど。
1-4 Heilbronn ハイルブロン
●日曜日の朝、心に刻まれた都市を散策
写真1-4-1 市庁舎 写真1-4-2 ゲッツの塔
ハイルブロンは、「地球の歩き方ドイツ」には、「ドイツ小都市の市民生活に触れることができる。」と1ページだけ地味な紹介で、観光には縁遠い人口12万人の都市。
なぜそんな都市へ寄ったのか。実は、次で紹介するシュヴェービッシュ・ハルから鉄道で西へ向かうとハイルブロン駅が乗り換え駅。若かりし頃の記憶に刻まれた駅名ですが、一度も市街地へ向かったことが無かったので、今回初めて立ち寄りました。
車を市中心部の立体駐車場に停めて、旧市街地を観光。日曜の朝なので閑散としています。市庁舎、城壁の名残の見張りの塔(ゲッツの塔)を見学。
写真1-4-3 教会のミサ 写真1-4-4 橋の手摺りには愛錠
写真1-4-5 愛錠
左:教会では、日曜のミサが行われ、賛美歌が歌われているところでした。
右:ネッカー川に架かる橋には、ここも「愛錠(Liebesschlösser)」がぎっしり(赤丸)。イタリア・フィレンツェからはじまった愛の伝説は、凄い広がりですね。
観光都市ではないカラーは、裏返して言うと、ドイツに溶け込んで住むには落ち着いた町でよさそう。1時間ほどの散策でしたが、訪れてみたかったという願望は、これで十分満たされ、次へ向かいます。ハイルブロンからシュヴェービッシュ・ハルまで高速道路経由でおよそ60km、45分。
旅行記を書きながら「エ!」と思いました。我が家から実家までジャスト60km。一般道、一部自動車専用道路(200円)経由で1時間20分かかります。別ルートで全線高速道路経由でも遠回りになるので1時間10分(しかもETC通常料金2,450円)。ここはドイツの田舎なのに道路事情の良さを感じます。
1-5 Schwäbisch Hall シュヴェービッシュ・ハル
●思い出の滞在地を26年ぶりに訪問
写真1-5-1
シュヴェービッシュ・ハルは、大学を1年休学して語学研修で最初に4ヶ月滞在した中世の木組みの家並みが残る人口4万人弱の古都。それだけに思い出深い町。新婚旅行以来26年ぶりの訪問です。
写真1-5-2 駅に停車中の列車 写真1-5-3 かつて学んだ語学学校
駅に車を駐めて駅舎へ向かったら、たまたまハイルブロンの方向から来た2両編成のディーゼルカーが停車していました。当時はディーゼル機関車が引く客車列車で、この駅から毎週末ドイツ各地へ週末旅行へ行ったものです。
当時歩いた道をたどって中心部へ進むと、語学学校Goethe-Institutの建物と看板が当時のままありました。30数年前の思い出が数々フラシュバックして、感動のあまり涙が止まらなかったです。
写真1-5-4 聖ミヒャエル教会 写真1-5-5 マルクト広場
聖ミヒャエル教会と市庁舎に囲まれたマルクト広場では「春祭り(Haller Frühling mit Frühlingsfest)」が行われていました。どおりで日曜日なのに人出が多いはず。もう昼時なので、出店で飲み食いしたいものですが、あいにく天候急変で雪が降り出し、そんな気分になれません。
この広場は、語学学校と寮の中間にあり、かつて教会前の階段でのんびり休憩したことや、教会の搭に登り、中世の面影を残す木組みの家並みの美しさに息を呑んだことを思い出します。
写真1-5-6 ホテルを改装したH&M 写真1-5-7 昼食
左:かつて泊まったこともあるホテルDreikönigは、外観そのままに「H&M」に改装されていました。壁に掛かる飾り看板は往時のまま。
右:雨宿りも兼ねてコッヒャー川沿いのカフェで一服。これが昼ご飯になりました。ケシの実のケーキMohnquarkkuchen。トッピングのシュトロイゼルStreuselはサクサク。ケシの実とカッテージチーズは甘さ控えめで絶妙のコンビネーション。
シュヴェービッシュ・ハルは、交通の便が悪いので昔ながらのドイツが残っています。わざわざ出掛けるほどのこともありませんが、古城街道を旅することがあれば1泊するくらいの価値がある町です。
1-6 Kulmbach クルムバッハ
●バイロイトの北にある古城と地ビールの町
写真1-6-1 写真1-6-2
シュヴェービッシュ・ハルを後に本日の最終目的地、地ビールの町人口2万6千人のクルムバッハまで途中ニュルンベルクやバイロイトなどをかすめて(メジャーな観光地には寄らず)230km、途中給油・休憩も含め2時間30分のドライブ。
左:走り出した直後は晴れだったのに、途中外気温2.5度で雪が降ったと思ったら、急に快晴になったりと、天候が安定しません。それでも路面がドライだろうがウェットだろうが、時速200km出そうが、安定感が変わらないベンツに感激。整備された道路と相まって日本とは次元が異なる楽し過ぎるドライブ。
右:途中休憩したパーキングエリアに、巨大な分別回収のボックス(ゴミ箱)。調べてみると回収の頻度が低いので、回収頻度に合わせた大きさになっているらしい。
写真1-6-3 ドイツのお土産 写真1-6-4 ホテルの前に駐車した二輪車
左:ドイツには、日本の地方のお菓子、例えばカステラ、東京バナナに相当するような口に入れるお土産は思い浮かばないですね。その代わり画像にあるような、地ビールのグラスやコースターなどがあります。
右:予定通り15時半頃、クルムバッハの宿に到着。ホテルの玄関前に東欧ナンバーの二輪車が4台。例年ならすがすがしい春の陽気のツーリングなんでしょうが、あいにく冬に逆戻り。
ところで前日フランクフルト国際空港を出て、まだ日本人と出くわしていないハズ。
●プラッセンブルク城Plassenburg
写真1-6-5 宿からの遠景 写真1-6-6 中庭の駐車場
チェックインして宿に車を置き、目の前に見えている丘の上のプラッセンブルク城Plassenburgを目指します。幸い天候は回復し、気温は低いものの爽やかな青空のもと、エッチラオッチラ30分ほどかけて登って行ったら、城の中庭は珍しく無料の駐車場。ここまで車で来れたんだと一瞬萎えたけど、夕食を済ませて(ビールを飲んで)宿に帰る予定なので、車を使わず頑張って歩きます。
写真1-6-7 クルムバッハの町並み
丘の上の見晴台に立つと、眼下に市街地が望めます。足元には中世の美しい町並み、だけどその先には工場などの現代建築があってテンションが下がります。これがツアーで訪れるような国際級の観光地だと、見渡す限り中世の町並みなんですが、ここは私のような個人旅行のリピーター向き。だからこそ駐車場もあるわけで。
写真1-6-8 錫人形博物館 写真1-6-9 城入口のレストラン
城内には二つの博物館があります。
1.ホーエンツォレルン博物館
2.錫人形博物館
チケット売り場の女性と話したら、閉館まで時間が無いのでどちらか一方に絞ったほうがよいとのことで、[2]に入館。なかなか見応えがありました。但し案内板・説明板はほとんどドイツ語だけなので、その点でもローカルな観光地。裏返して言うとドイツに浸りたい私向き(笑い)。
右:城の入口にあるレストラン。ここで飲食するとよさそうですが、先を急ぎます。
●旧市街地と夕食
写真1-6-10 マルクトプラッツ 写真1-6-11 市庁舎
左:プラッセンブルク城を駆け足で巡って、旧市街地へ降りて行きます。冬が逆戻りした気候なので、人通りはまばら。城を望む一角のマルクトプラッツMarktplatzが中心地みたいで、例年の気候ならこのテラス席は、多くの人で賑わっていることでしょうが、今日はガラガラ。客は店内に留まっているようです。
右:マルクトプラッツに建つバロック様式の市庁舎のファサードが美しい。
写真1-6-12 大衆レストラン 写真1-6-13 大衆レストラン
写真1-6-14
左:もう少し散策したら、ちょっと外れた閑散とした路地にレストランがありました(写真の赤丸)。
右:トリップアドバイザーにも載らない、ひっそりとした市街地の外れにある大衆レストラン。玄関から中の様子はうかがい知れず、恐る恐る入店したら、アレレ、地元民で賑わっています。
右横写真はテーブルにあったカード。名前の下に書いてある「Pächter」は辞書に「賃借人」とあります。ただ日本人の名刺ならここには「(店の)オーナー」と書くでしょうね。
写真1-6-15 シュニッツェル 写真1-6-16 地ビール
私が座った隣のテーブルでは、初老の二組のご夫婦が語らいながら食事中。恐らく東洋人のハゲオヤジが一人で食事するなんて物珍しいようです。
料理の量にはいつも覚悟していますが、巨大な(ドイツではレギュラーサイズ)のシュニッツェル(カツレツ)が席に運ばれてきたら、思わず「お!」と声を上げてしまいました。隣のテーブルから「料理と戦うんだね。」と声がかかり、隣席の4人とも一緒になって大笑い。それから和んでお話をし、地元の方々との一期一会を楽しみました。こんな時にドイツ語を続けていてよかったと思います。
おいしい地ビールとワインを飲みながら完食。右上の空いた皿は先に運ばれてきて食べてしまった生野菜サラダ。見苦しい写真でゴメンナサイ。
右:Kulmbacherクルムバッヒャーはしっかりとした味わいの生のピルスナー。ところでネットで調べると、店の背後にはビヤガーデンがあるらしい。そこで飲めれば、一段とおいしかったことでしょう。しかしさすがにこの寒さでは・・・。
写真1-6-17 移動遊園地 写真1-6-18 移動遊園地
宿への帰り道、移動遊園地が撤収作業中。Herzlich Willkommen(ようこそ)と書かれた横断幕には今飲んだビールの画像が付いています。
せっかく地ビールの町へ行ったのに、あいにくの天候でちょっと心残り。旅行記をまとめながら調べると、夏にはビール祭り(Kulmbacher Bierwoche)があり、こちらの旅行記(※、日本語)を読むと楽しそう。
郊外にはバイエルン・ビール醸造博物館Bayerisches Brauerei- und Bäckereimuseumもあり、クルムバッハはチャンスがあればまた訪れたいな。
1-7 Hotel An der Eiche ホテル・アン・デア・アイヒェ
●日本みたいにアメニティが充実したビジネスホテル
写真1-7-1 客室 写真1-7-2
コンフォート・ダブルルームにひとり素泊まり72ユーロ(9,000円)。部屋にはドイツでは珍しく、電気ポットやコーヒースティックが置いてあります。なんと緑茶のティーパックもありました。
写真1-7-3 宿 写真1-7-4 朝食
写真1-7-5
左:翌朝、客室から外を眺めると雪が舞っています。写真は泊まった宿。左上に昨日登った城が見えています。
右:朝食は、ドイツで一般的で質素なビジネス・ビュッフェ(6ユーロ[750円])。自家製のヨーグルトが美味しかった。
右横:デザートにはMarzipankuchen(マジパンの菓子パン)」。
客層は出張客とライダーの中高年の男性ばかり。当然東洋人は私だけ。城からの眺めで工場が見えたので、ビジネス客も一定数あるのでしょう。
チェックアウトの際に、「部屋にあった緑茶が美味しかった(本当は美味しくなかったけど、リップサービス)」と言ったら、2~3年前から置くようになったとのこと。
「日本人は緑茶を飲むか。」と尋ねられ、「Gewöhnlich(日常の)」と答えたものの、若い人は急須でお茶を入れるなんてしないですよね。まあ、ペットボトルのお茶は飲むだろうから、答えとしてはぎりぎりセーフかな。
1-8 Bis Meissen マイセンまで
●人気のお土産を買いに、チェコ国境の工場へ
写真1-8-1 白バイ隊 写真1-8-2 雪の峠道
旅行3日目クルムバッハを出発し、日本へのお土産で人気のタオルを作っているホーヘンベルク。木のおもちゃの古里ザイフェン。陶磁器で有名なマイセンに寄り、エルベ川のフィレンツェとも呼ばれた古都ドレスデンまで350kmのドライブ。到着地ドレスデンの天気予報は薄曇り。予想最高気温7度、最低気温マイナス2度で、長崎で寒波到来した気候
今日は主に一般道を走り、途中、降雪も予想される峠道を走ります。ノーマルタイヤだし、雪道は走り慣れないので、いつでも引き返す覚悟で向かいます。
左:ホーヘンベルクまで一般道を約80kmのドライブ。走り出して15分ほどして、白バイ隊を見ました。
右:峠道はまわり一面雪化粧。まさか4月の末にこの景色を見るとは驚き。外気温はマイナス2.5度。但し雪が積もっているのは、草や葉の上だけ。恐らく地表は0度以上あって溶けるみたいだし、峠を下りてくる車もノーマルタイヤなので、このまま峠を越えられそう。
写真1-8-3 写真1-8-4 フェイラーの工場併設直売店
幸い雪は上がって晴れ間が広がり、霧もないので見通しはよく、阿蘇のやまなみハイウェイのような道路を法定時速100kmで快調に飛ばします。
峠を越えると雪はなく、およそ1時間で目的地のホーヘンベルクに到着。チェコとの国境まで数100mの所まで予定通りたどり着けてよかった。
ここにはFEILERフェイラー(ドイツ語読みはファイラー)の工場に併設された直売店があります。フェイラーはドイツの伝統織物のメーカーで、お土産に最適な、品質がよく手触りがよいタオル類を作っています。
なぜわざわざこんな田舎の工場まで来たのか。実は私が旅行する1ヶ月前、次女がドイツ・マンハイムで1ヶ月間語学研修をしました。帰国した娘のお土産にフェイラーのハンドタオルがありました。これは驚き。私もドイツへ行く度にフェイラーをお土産にと狙っていましたが、商品を見つけることができずじまい。それをあっさり娘が買った来たので悔しい(笑い)。
写真1-8-5
娘によれば、ノイシュヴァンシュタイン城(白鳥城)を観光したときに、お土産屋さんにあったとのこと。だったら父は工場直売店まで行くぞ、となった次第。娘と張り合ってどうするんだ(笑い)。
家族や両親へタオルなどのお土産を買って、支払いを済ませたら、「1枚お取りください。」とタオルハンカチがたくさん入った籠を差し出されました。で選んだのが右横の写真。自分への土産は買わなかったので嬉しかった。
●木のおもちゃの古里ザイフェン
写真1-8-6 [ANA]のナンバープレート 写真1-8-7
写真1-8-8
次は、木のおもちゃの古里ザイフェンへ向かいます。ザイフェンへは、チェコ国内をショートカット(150km 2時間)する方が近いものの、一抹の不安が拭えず、ドイツ国内を迂回(190km 2時間20分)しました。
左:ナンバープレートが「ANA(全日本空輸?)」。Annaberg-Buchholzという所を通り過ぎるときに見かけました。しかもトヨタ車!
ドライブ前半はなだらかな大平原・森林地帯の交通量僅少、速度無制限の高速道路を平均時速150km~200kmでかっ飛ばし、後半は素晴らしい景色のスカスカの田舎道(右写真)。うまく表現できませんが、日本ではあり得ない別世界のFreude am Fahren(Fan to drive)を2時間半ほど楽しんで、町全体がおもちゃ箱みたいなザイフェンに13時前到着。
右横の写真は、高速のパーキングエリアで。一人旅だと、自撮り写真なんて数えるほど。このときはドライブレコーダーを録画のままにしていたら、たまたま写っていました。
写真1-8-9 おもちゃ博物館 写真1-8-10 おもちゃ博物館
ザイフェンはチェコとの国境に近い人口2,300人の集落で、木のおもちゃの古里として有名。
まずはおもちゃ博物館で。木製のおもちゃと言うか芸術作品のような豪華な作品もあり、見応え十分。
新婚旅行のときに、ローテンブルクで買った木製のクリスマス・オーナメントに似たものもあったので、この地域で製作されたのかも。
写真1-8-11 おもちゃ工房 写真1-8-12 おもちゃ工房
そしておもちゃ博物館の前面道路ハウプト通りには、木のおもちゃ工房が建ち並んでいます。恐らくクリスマスシーズンの夕刻に散策すると、揺らめく淡い光にウィンド・ショッピングだけでも楽しそう。一般的にドイツの伝統的な古都は木組みの家並みですが、ここはショーウィンドウに飾られた木のおもちゃが楽しませてくれるという、ここならでは。
写真1-8-13 レストラン・カフェ 写真1-8-14 野外博物館の看板
左:博物館の周りには、レストラン・カフェなどもありますが、雪が舞う月曜日だからか、お客さんはまばらで、ドアを開けて中に入るには気が引けます。昼食は次へ移動しながら休憩も兼ねて成り行き。
右:おもちゃ博物館の駐車場にあった野外博物館の看板。ここから2.5kmあり、「地球の歩き方」には徒歩30分と書いてあります。そもそもザイフェンまで公共交通機関で行くのは難儀なのに、更に徒歩30分。町外れにも工房は散在しているので、ザイフェンを満喫しようとすると、車でないと厳しいかなと思います。ちなみに野外博物館は時間の都合で訪問しませんでした。
●カフェで休憩
写真1-8-15 吹雪の田舎道 写真1-8-16 カフェ
ザイフェンを後に、マイセンへ向かいます。マイセンまで75km、およそ1時間20分の予定。
途中Großhartmannsdorfという集落にカフェがあったので昼食も兼ねて休憩。ここまで30分ほどのドライブでしたが、快晴の後に突然吹雪いたり(外気温0.5度)、天気の移り変わりが激しく初めての経験におののきました。
写真1-8-17 カフェの店内 写真1-8-18 シュトロイゼル・ケーキ
ではカフェErzgebirgsbäckerei Schäferに入ります。時折パンなどを買いにテイクアウトのお客さんが来るくらいで、平日昼下がりの店内には私だけ。もしかするとここへ来た初めての日本人では、と思えるほどローカルな雰囲気たっぷり。これがいいんですよね。
右:ケーキの表面のシュトロイゼルには、ラズベリーが混ぜてあるようでした。甘さ控えめで美味しかった。「Streuselkuchen」だから「ケーキ」という訳になりますが、ただ日本の甘いケーキとは別物。例えば日本の一口カステラ、どら焼き、バウムクーヘンのようなカテゴリーかな。Milchkaffee(カフェラテ)とケーキで4ユーロ。
さてお腹は大満足。店を出るときには、「通り雨」ならぬ「通り雪」も上がって、一路マイセンを目指します。
正に芸術品!マイセン磁器工場
写真1-8-19 写真1-8-20
マイセンに15時半過ぎ到着。気温は低めですが、先ほどの吹雪がウソのような晴天。お目当てのマイセン磁器工場では、まずガイドツアーで1階の見学用工房を回ります。私が回ったときは、フランス人の4人グループと私だけだったので、館内のスピーカーから仏語が流れ、私は日本語のオーディオガイドでした。
その後は、2・3階の陶器博物館を見学。素晴らしい芸術作品の数々。売店で記念に・・・、と思いましたが、マグカップですら50ユーロ(約6,000円)もするので、手が出ませんでした。
●絵のような美しさのエルベ川
写真1-8-21
マイセンを出発し、3日目の最終目的地ドレスデンへ30km、40分のドライブ。
マイセンを出発して暫くすると、エルベ川沿いを走ります。あまりに美しい景色に思わずカメラを向けました。この付近は観光船があるようなので、いずれ風光明媚な船旅をのんびり楽しみたいものです。
1-9 Hotel Am Terrassenufer ホテル・アム・テラッセンウーファ
●エルベ川沿いの四つ星ホテル
写真1-9-1 客室からの夜景
ドレスデンの宿は、こんなメジャーな観光地にそうそう来ることは無いだろうから、新婚旅行でも使えそうなエルベ川沿い四つ星ホテルのゆったりたツインに一人で二泊しました。リクエストしておいた上層階の客室から眺める夜景が素晴らしく、プチ・セレブになった気分。
写真1-9-2 客室 写真1-9-3 客室
客室は25㎡。ひとりで泊まるには十分な広さ。で、気になるお値段ですが、これで1泊素泊まり66ユーロ(8,250円)。ドレスデンでは別途Beherbergungssteuer宿泊税がかかります。宿泊税は宿泊料金によって異なり今回は1泊5ユーロ。
写真1-9-4 地ビール 写真1-9-5  写真1-9-6 白ビール
夕食は、旧市街地のレストランで。
左:地ビールのラーデベルガーRadeberger Pilsnerを注文。ザクセン王室御用達のビールだったらしく、今でも顧客満足度の高いビールだそうです。
中央:料理はRösti mit Geflügelleber(ゆでジャガイモ炒め、鶏レバー添え)。この料理を注文しようとしたら、店員さんがわざわざ「レバーだけど大丈夫?」と聞いてくれました。
人によるでしょうけど、私は焼き鳥とか、レバニラ炒めとか好きなので抵抗ありません。旅の東洋人がわけも分からず注文しているのかと心配してくれたかな。「これが何だか分かって注文しているよ。」と高飛車なことは言わずに、「Kein Problem(問題無いよ)」と答えました。
右:ビールはもう一杯シェッファーホッファーSchöfferhofer weizen。バイエルンだけでなくドイツ全土で飲めるメジャーな白ビールで、2012年のドイツ旅行の初日にカッセルで飲んだのもこのビール。非常にドイツならでわの味わいで、私のお気に入りのひとつ。旅の醍醐味は最高潮。これだからドイツはやめられない(笑い)
写真1-9-7 1泊目の朝食 12ユーロ 写真1-9-8 2泊目の朝食 4.8ユーロ
左:翌朝、「観光ホテル」の豪華なビュッフェ形式の朝食会場は大変な混雑。たまたまテーブルがひとつ空いていたので、席取りして、料理を取って戻ったら、高齢のご婦人4人が私が席取りしたテーブルの空いた席に座っていました。
東洋人のハゲオヤジは敬遠されて当たり前なので、ここは和ませてあげないとと思い、世間話を始めたら、おばさま達からすれば、私は子供のような年なので、話しが弾みました。
4人とも夫に先立たれた未亡人
で、オランダとの国境に近いフリースラントから観光で来たとのこと。おばさま達も私も連泊で、誘われた夕食を辞退して、持参した千代紙で準備しておいた折り鶴4羽を差し上げて退散。夫を亡くしても、はつらつとした方々に圧倒されました。
右:二日目の朝はビュッフェではなく、ビジネス定食にしました。グルメじゃない私にはこれで十分。
1-10 Dresden ドレスデン
●第一級の観光地 名所旧跡目白押し、取捨選択して回る
写真1-10-1 聖母教会 写真1-10-2 君主の行列
旅行4日目は終日ドレスデン。ドレスデンはドイツ東端にあるザクセン州の州都で人口約54万人。
ドレスデンの天気予報は雨のち曇。最高気温7度、最低気温3度と長崎の冬。ドレスデンは見所が多いものの、実質的に今日一日だけ。それで取捨選択して回ります。
まずドレスデンでは必ず見たいと思っていた二つへ。
一つ目は、聖母教会。第二次世界大戦で崩壊し2005年に再建。
二つ目は、君主の行列。25,000枚のマイセン焼タイルで作られ、こちらは第二次世界大戦の戦禍を奇跡的にくぐり抜けたとのこと。どちらとも他にはない圧倒的で個性的な存在感に感動しました。
●交通博物館
写真1-10-3 写真1-10-4 鉄道模型の実演
写真1-10-5 昼食
そして10時の開館と同時に交通博物館へ。ここが旧東ドイツであることを感じさせる展示もあり興味深い。
右:圧巻は最上階にあった0ゲージの鉄道模型。幅45m、奥行き7m、面積325㎡、路線長625m、車両数225と巨大。今日火曜日の実演は11時から1回のみ。私はそれを知らずにたまたま11時前にこの展示場にたどり着いた次第。ラッキーでした。動画も撮影してきたので、余韻に浸っています(笑い)。
右横:お昼はKarstadtのビュッフェで軽く。
●軍事史博物館
写真1-10-6 写真1-10-7 パトリオット・ミサイル
午後最初は、軍事史博物館へ。目的は展示物ではなく建物。19世紀の旧兵器庫に現代建築が合体しています。
建物の大胆な構成に驚きましたが、建物の周囲には無料で見学できる戦車や軍用トラックなどがずらり並んでいます。建物の周囲を回りつつ、ついでに展示物も見て回ったら、実物は初めて見るパトリオット・ミサイル。案内板にはドイツ語と英語が併記されています。独:Flugabwehrraketensystem Patriot、英:Patriot Air Defence Missile System。ドイツ語を習い始めたとき、こんな長ったらしい単語に「どこで切れるんだ」と頭を抱えたことが懐かしい。分けて書くならFlug・abwehr・raketen・systemとなり、Patriotの位置が違うだけで、英語と1対1の語彙になっています。ただ英ミサイルMissileが独はロケットraketen。調べたことをざっくり書くと、日本語ではロケットのうち、軍用をミサイルと言いますが、ドイツ語だと一般的にどちらもロケットraketenで表現するらしい。
●ガラス張りの工場
写真1-10-8 写真1-10-9
次はVWの工場見学。ココも「工場らしからぬ建物」とあったので、行ってみました。ガラスを多用した現代建築で、ガラス張りの工場Gläserne Manufakturと呼ばれています。とてもココで車が作られているとは思えません。ガイドツアーで館内を回ります。ショールームのような建物の半分で車を作っているような感じ。
●新市街を散策して夕食
写真1-10-10 ハウプト通り 写真1-10-11 バイエルンの郷土料理店
ホテルへ一旦戻り、夕食場所を求めて新市街へ散策。
エルベ川を渡り、州首相府と州財務省の間を抜け、マルクトハレ(屋内市場)を見て、アルベルト広場まで。ここでUターンすると、正面にはプラタナスの並木が美しいハウプト通り(左写真)。ウィンドショッピングをしながらブラブラ散策するとバイエルンの郷土料理店がありました(右写真)。ザクセンへ来てバイエルン?などと固いことは言わず、食べたいものを食べるのだ。観光地を離れ地元民向けの食堂での夕食
写真1-10-12 写真1-10-13
食べた料理は「Bratwurst mit Sauerkraut und Kartoffeln 8.5Euro(焼ソーセージ、塩漬けキャベツとゆでジャガイモ添え)。」ドイツではごくありふれたメニューです。
ミュンヘンの地ビールはHofbräu Weizen。やっぱり白ビールはいける!
知人のFacebookで「里帰りして、昔なじみのラーメン店へ行った。」という趣旨の投稿を読んで、私はハッと気づいたんです。ここ6年ほど毎年「第二の古里ドイツへ帰省」していますが、特別な料理を食べたいと言うより、昔食べていたこのような懐かしい大衆料理を食べに行っているんだと。
「可愛い子には旅をさせよ。」とはよく言ったもので、いろんな意味合いが込められていると思いますが、若い頃にたくさんの経験を積んでおくと、その後の人生が豊になるなと感じます。
写真1-10-14 アウグスト強王の騎馬像 写真1-10-15 夕日に映えるアウグストゥス橋
左:店を出てエルベ川方向へ向かうと、アウグスト強王の騎馬像。撮影は19時半頃。台座はもう影になっているので、もう数分遅かったら夕日に輝く金ぴか像は撮れなかったことでしょう。それにしても豪華な像だな。
右:エルベ川へ出ました。夕日に映えるアウグストゥス橋が美しい。
写真1-10-16 エルベ川河畔ブリュールのテラスを望む
ほろ酔い気分でエルベ川河畔を散策して左端に見えるホテルへ戻ります。絵はがきそのままの景色を眺めながら河畔の緑地を歩くと、もう日本には帰りたくない気分。退職したら、ベルリンかシュテンダールに数ヶ月滞在したいな。
1-11 Nachwort あとがき
写真1-11-1 ペットボトル 写真1-11-2
左:ANAの機内でもらう320ml入りのペットボトルは、細めで持ち歩くのに丁度よい大きさ。大きなペットボトルの水を詰め替えて持ち歩きました。
右:ドレスデンの宿の部屋からは、写真1-9-1のエルベ川の夜景ように素晴らしい景色が望めますが、少し左へ振ると、惜しいことに目の前は、DDR時代のものと思われる高層アパート。景色が右と左であまりに落差が大きく、景観のあり方を考えさせられます。
冬に逆戻り
季節外れの寒さで室内外の気温差が大きく、体調を崩しました。それが、自分で自分が信じられないくらい驚異の回復力で元気に。
服装は、雪が残るブロッケン山へ登る準備のため、防寒対策を充分してきているので、何とか凌げました。毛糸の帽子より、フード付きのウィンドブレーカーが、寒さを防げます。小雨にも対応できるので、フード付きは、こちらではとても実用的。
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